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海外メディアによると、モンキーBウイルス(Bウイルス)という文字通りサルが持っているウイルスに感染し死亡した例が中国で報じられました。このウイルスの感染例は世界でも数十例しかないとされ死亡例は報告されている中では中国で初めての事例とのことです。

これは中国国営メディア「グローバル・タイムズ」が7月17日に初めて報じたもので、この獣医が死亡していたのは5月です。この2ヶ月間という謎の空白期間はよくわからないのですが、死亡したのは北京の霊長類研究機関に所属していた職員(獣医)でした。

Extremely Rare Monkey Virus Kills Veterinarian in China

サルBウイルスの感染経路は感染経路については主にサルからの噛み傷です。もちろん例外もあり、引っかかれたり、唾液や尿が人間の粘膜に付着することで感染する場合があるとされています。感染からの発症(自覚症状がでる状態)は平均で5-21日とされています。

記事に戻ると、死亡した職員は今年3月に死んだ猿2頭を解剖してこのウイルスに感染したとされ、1ヵ月後に吐き気と嘔吐の症状を見せたとしています。中国でこのウイルスに感染したと報告された事例は初めてで、死亡した獣医と接触した人からの二次感染などはいないと説明されています。


サルBウイルスはサルが感染しても致死率はそれほど高くないもの人間に感染した場合は激しい症状を見せます。人間に感染後、その部分でウイルスが増殖。その後、脊髄や脳に達し炎症を引き起こします。致死率は80%と高いものの、これは薬物治療を行わなかったり治療が遅かった場合であり、早い段階で薬物治療(抗ウイルス薬アシクロビル、ガンシクロビル)を行った場合は致死率は20%まで下がります。

国内でも発生事例があるモンキーBウイルス

モンキーBウイルスの感染は世界でも100例もないという極めてまれなものとされています。ただ、鹿児島県で2019年2月にカニクイザルとアカゲザルを飼育する実験動物施設内で感染した例が報告されています。(参考)

近年サルが山里に出没するケースがありますが、このように接触は避けたい動物でもあるため仮に噛まれた場合は早急に病院に、触られたした場合は消毒が求められます。
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