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スポーツ選手など筋肉を効率的に付けたいという方は以外と多い思われますが、その元になるタンパク質に関してこれまで夕方に採るほうがよいとされていたものの、朝に摂ったほうがよいという研究結果が発表されました。

早稲田大学の研究チームは、時間帯がタンパク質の代謝、特に骨格筋の成長にどのような影響を及ぼすかを具体的に調べたもので、マウスを用いてタンパク質の含有量が異なる食事を1日2回与えた研究を行いました。

More protein at breakfast makes for better muscle growth, study indicates

その結果、朝にタンパク質を摂取した方が夜に摂取したものよりも骨格筋の成長が促進されることがわかりました。驚異的なのは朝食に8.5%のタンパク質を摂取したマウスは、夕食に11.5%のタンパク質を摂取したマウスに比べて、筋肉の成長率がなんと17%も高かったという点です。

比較として概日リズムを制御する遺伝子を欠損させたマウスを使った実験では、朝食と夕食の間で骨格筋の成長に違いがみられませんでした。この結果から生物の体内時計がタンパク質の代謝に影響を与えていることが確認されたとのことです。

では人間ではどうなのか。今回は60人を被験者に30人は朝食、残りの30人は夕食にタンパク質を摂取してもらいました。結果、朝食でタンパク質を多く摂取した被験者は、骨格筋量が増加し握力テストの成績も向上していることが確認できました。
ただ、今回の研究では、タンパク質を摂取した時間と骨格筋量の間に因果関係があることを示す決定的な証拠ではなく、マウスを用いた動物実験結果と相関関係を示している結果になっているという段階に留まっています。

現代人の食生活といえば朝食にガッツリと肉を食べるという方も少ないと思います。一方で夜に肉や魚を多く食べる傾向があると思います。当然、それを調理するような時間も朝は限られるということになるのですが、それならば大豆や豆腐、納豆といった良好なタンパク質を含む食品をあえて夜ではなく朝にもってくるというのも手段の一つかもしれません。
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