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長距離から敵に対して攻撃を与えることができる兵器。その一つ、銃についてウクライナのマヤックという企業は直径が30mmある対物ライフルを開発を発表したと報じられています。

一般的な人を対象とした狙撃銃であれば7mm~12mmクラスの銃弾が使用されています。さらに軽装甲車や物陰に隠れる対象を破壊するとなると対物ライフルとい狙撃銃の中のジャンルがあり12mm以上のものが運用されることがあります。

一方、ウクライナ企業のマヤックは過去に14.5mmの対物ライフルを開発したことがあるものの、今回はこれを更に上回る、銃弾が30mmという新しい歩兵用兵器の開発を発表しました。この銃は軽装甲車なども破壊可能な超長距離狙撃ライフルと位置づけています。

На Украине начали разработку 30-мм «пехотного оружия», способного «дезориентировать противника»

30mm.5.56mm
30mm銃弾とアメリカなどが運用する5.56mm銃弾(ライフル)のサイズ比較

この銃についてマヤックは「私たちは「ナイトプレデター(14.5mmの銃)」のコンセプトを開発し続け、敵の物質的なオブジェクトを破壊するための強力で長距離を飛翔し、敵に発見されにくい武器を作成します。それは装甲車両も破壊できる可能性があります」

また、「これは敵を混乱させる可能性があります。発砲すると敵は『装甲車両』を探すことになるでしょう。歩兵戦闘車や装甲兵員輸送車に搭載された機関砲から発砲されたと勘違いし、歩兵が発砲されていることに気づかないためです」とのこと。

現在30mm以外も23mmの銃を開発しているらしく、具体的なスペックなどは明らかになっていません。ただ、射撃場におけるデータとしてその射程はなんと最大4kmに達するといい、一般的な狙撃銃と同じように射手と観測者により運用されることになるといいます。

ちなみに30mmサイズの銃弾となると攻撃機『A-10』や、歩兵戦闘車『BMP-2』など戦車の装甲を貫く機関砲と同じ規模になるため、一般的な装甲車程度であれば正面装甲も容易に撃ち抜くことができる可能性があります。

▼BMP-2に搭載された30mm機関砲
BMP-2

ちなみにイエメンを拠点にしているフーシ派が作ったという30mm狙撃銃が発表されていたものの、銃本体が極めて巨大であり持ち運びが非常に困難なもになっていました。

▼フーシ派が開発した30mmライフル
フーシ派30mm狙撃銃_5