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先日、MAKS-2021というロシア最大の航空ショーで初お披露目されたチェックメイトという新型ステウス戦闘機。いわゆる単発エンジンの機体になるのですが、実は1990年代にアメリカが設計・公開したデザインとほぼ同じであることが明らかになりました。

今月20日ロシアのジュコーフスキー空港で公開されたソ連崩壊後、ロシア初の単発エンジンステルス機を発表しました。プーチン大統領は「ロシア航空産業が新しく、競争力のある航空機の設計ができること示した」と発表していたものの、アメリカの航空軍事系ニュースサイト『Aviation Week』は、実はこの機体1991年に当時のノースロップが全く同じ機体デザインだと指摘しました。

記事のよるとこの機体はMRF-54Eという機体で、現在のノースロップ・グラマン、つまり当時のノースロップが1991年にデイトンエアショーで実際に模型を展示していたものになります。

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こちらがMRF-54E。シングルエンジンのステルス戦闘機で水平尾翼はなくV字尾翼を採用しています。

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そしてロシアが発表したチェックメイト。シングルエンジンの機体に水平尾翼はなくV字尾翼を採用しています。ただし主翼の形状はMRF-54Eがひし形をしているのに対しチェックメイトは一般的な主翼の形状をしています。

記事によるとMRF-54Eは当時ロッキードがATFという現在のF-22が採用された先進戦術戦闘機の導入計画でF-22に破れたYF-23の低価格モデルとして発表していたものになります。

少なくともデザインは丸パクリしたものではないものの、それぞれのアイディアが少なくともMRF-54Eを反映されていることは間違いないと思います。仮に単発機といえばF-35という機体デザインがあり、単発機であってもあのような機体デザインにできるということは証明されています。

しかし、今回はMRF-54Eに寄せていることを考えると、設計者が意図的にこのデザインをパクったか寄せたことにほぼ間違いありません。これまでソ連時代からアメリカの機体デザインをパクる行為は確認されており、その都度「どこの国が作っても同じような設計になる」などと擁護が入ることが多いのですが、ステルス機という特殊な機体を考えれば少なくとも現在において技術的な理由で似るということは考えられません。

つまり、ロシアの設計技術がそもそも低いか、もしくは1990年代のアメリカ水準しかないということが伺えるものになっています。
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