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パソコンが一人一台のように広く行き渡ったWidowsXP時代。そんな時代に作られたソフトをWidows10や11で使用するとなるとエラー画面がでてインストールができない問題が発生します。そんなソフトでも使用が可能になるかもしれない方法を紹介していこうと思います。
今回インストールしていくのは2006~2007年に販売された「やよいの青色申告07」という手持ちで最も古いソフトです。

やよいの青色申告といった事務系ソフトはその時代のOS以外のものでは基本的にまともに動かなかったり、インストールもできない問題が発生します。当然Widows10、64bit環境でWindowsXP 32bit時代のやよいの青色申告07は普通にインストールはできませんでした。
普通に買うと『1万円以上』はするソフトをイジでもインストールしたいという方もいらっしゃると思います。そんな方にこの方法をオススメします。

要点としてはこのようになります。とても簡単です。
  1. PCにインストールされているアンチウイルスソフトをアンイストールする(停止や機能中止ではなく完全にアンイストールすること)
  2. インストールしたいフォルダ内部にあるSetupなどを右クリック、プロパティをクリック
  3. 『互換性』のタブからすべてのユーザーの設定を変更
  4. 「互換モードでこのプログラムを実行する」でWindowsXPを選択
  5. Setupをダブルクリックしてインストール開始
  6. アンチウイルスを再インストールする
です。難しいように感じますが、やり方はとても簡単でなので是非やってみてください。

インストール不可能な状態は?

画像を用いてどのような感じでインストールできないのか、トラブルが発生状況から紹介していきます

スクリーンショット (55)


スクリーンショット (56)


スクリーンショット (57)

このようにインストール中に「Security Setting Faild(SetFileSecurity)」、コンポーネント転送エラーなどと次々に表示されインストールすることができません。

アンチウイルス系ソフトはアンイストールする。互換モードでインストールできる

この手のソフトはなぜかアンチウイルスソフトと非常に相性が悪いことが知られています。そのため例えばAvast!とノートン、ウイルスバスターといったアンチウイルス系のソフトを停止ではなくアンイストールする必要があります。当然設定なども消えてしまうので設定をエクポートするか、『Windowsキー+PrtScn』キー(F12キーの右隣)を押して設定画面などをスクリーンショットしておくことをオススメします。

アンチウイルスソフトを消し去ったら次にインストールしたいファイルの実行ファイルを探します。ディスの場合はCDドライブを右クリックし開くなどして内部のファイルを表示します。

スクリーンショット (58)
ここでは「Account12」というファイルの中にセットアップファイルがありました。

スクリーンショット (60)
他のソフトでも同様に「Setup」などインストールできそうなファイルがあるので右クリック、

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プロパティをクリックし、

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表示された画面の一番上、「互換性」のタブをクリックし、「すべてのユーザーの設定を変更」

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このように「互換モードでこのプログラムを実行する」をWindowsXPを選択。下にある「管理者としてプログラムを実行する」にチェックを入れ適用。OKで設定終了です。

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これでインストールする設定が変更されたので、「Setup」ダブルクリックしインストールを進めます。

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途中でインストールが停止することなく無事にインストールできました。

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2007年頃に作られたソフトが2021年8月時点で最新のCPUとWindows10 64bit 構成で無事に動きました。

後はアンイストールしたアンチウイルスソフトを再インストールしてください。