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韓国に潜伏しているという北朝鮮の工作員。今の時代にそんな連中がいるのかと思いきや、韓国当局は韓国国内でF-35の導入に反対活動をしていたという『活動家』について、北朝鮮のスパイ容疑を適用し3人を拘束したと報じています。

ハラルド経済によると2021年8月6日、北朝鮮の指令を受けてアメリカで生産されたステルス戦闘機F-35の導入に反対活動に関して忠清北道清州地域の活動家らに対して「スパイ」容疑が適用されたと報じてます。
記事によると、国家情報院と警察庁安保捜査局は2021年7月に活動家4人の逮捕状を申請。その容疑としては国家保安法第4条および第7条、第8条 、第9条などに抵触したというものです。

"‘美스텔스기 도입 반대’ 활동가 4명에 ‘간첩죄’ 혐의 적용"- 헤럴드경제

このうち『スパイ』と呼ばれる第4条には「反国家団体の構成員又はその指令を受けた者が、その目的遂行のための行為をしたときに適用される」というもので、処罰の内容が最も重い罪だといいます。

翻訳に誤りがある可能性があるのですが具体的には「軍事機密や国家機密など限られた人だけが知る重要な情報を敵国または反国家団体に漏らした場合、死刑又は無期懲役に処する」と規定されています。その他の軍事機密や国家機密では場合には、死刑・無期又は7年以上の懲役に処するという、かなり厳しい罪となります。


これに関して地裁は8月2日に「国外脱出の恐れがある」とし拘束令状が請求。活動家4人のうち3人の令状を発行しました。これら4人は北朝鮮工作員の指令を受けて街頭署名運動を行い、うち1人はデモなど米国産戦闘機であるF-35A導入反対活動をした疑惑となっています。

今回の事案について、韓国の国家情報院はこの活動家らに対しては実は過去数年前から捜査していたといい、今年拘束に向けて警察庁に捜査協力を要請をしていたそうです。 国家情報院と警察は2021年5月末から清州(チョンジュ)にあるこれらの活動家からの自宅と事務室などを押収・捜索。北朝鮮工作員と接触したという確実な資料を得ていたと伝えられています。