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先日閉幕した東京五輪。その最終日に行われたマラソンに関してフランス人選手が給水所に置かれた水を何十本も倒すという明らかに意図的と考えられる妨害行為を行っていたとして話題になっています。

海外の複数メディアによるとこの妨害行為を行ったのはフランス代表モラ・アンドゥニという選手です。この人物は2021年8月8日、男子マラソンで出場した際にスタート地点から30km付近にある給水スポットである問題を起こしました。

その給水スポットには選手らが取りやすいよりに水を横2列に置いていたものの、モラ・アンドゥニは何を思ったか、右手を使い前列のボトルをほぼすべて倒すという妨害行為を行っていました。


この行為は大会直後から問題視されされ始めます。ニューヨークポストは「彼は20本水を倒して自分は最後に水をとった、彼の真後ろのオランダ選手は水を取れなかった」と批判。またフランス紙「フィガロ」も「東京五輪でフランス人ランナーが給水の際に、最悪の場合スポーツマンシップに反する不自然な振る舞いをした」などと彼の行動を批判しました。

では本人はどう釈明しているのか。彼はSNSで「不毛な論争に終止符を打つ」などと問題視された場面の動画を自ら掲載。「ボトルは鮮度を保つために水に漬けられている。ボトルが滑りやすくなるのは明らか。台の手前から1つ取ろうとして、かろうじて取ることができた」などと説明しており、意図的ではないと主張しています。(参考)
しかしそれならば他の選手も同様のことを行うはずですが、そのような場面は一度も確認されておらず、今大会で唯一この選手だけがあのような行為をしています。

海外の選手も、実際のところ走りながらボトルを取るのは難しいと説明しているのですが、「アンドゥニの後ろは走らないほうがいい」と意図的に行ったという主張をしています。

ちなみにこの選手は17位でゴールしています。