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弾道ミサイルや極超音速兵器の類は打ち込まれる側としてはそうとうな驚異となるのですが、これに関して発射したことを探知する人工衛星の打ち上げについてアメリカは2022年にも警戒衛星を打ち上げる予定です。

アメリカが2022年秋にその初号機を打ち上げを予定しているのは合計で30基あまりで構成されるサイル警報衛星です。この手のミサイル警戒衛星は要は敵国から発射された弾道ミサイルなどを探知し追跡。合わせて国に対してその対応を行う情報を提供します。

Space Development Agency launches experimental infrared sensor into orbit

現在ミサイル警戒衛星は気象衛星や通信衛星が周回する高高度、静止軌道に設置されてます。しかし、より低軌道に周回させることで、静止軌道とう遠くから検出することが難しい極超音速兵器の類であっても探知することが可能になります。

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この2022年秋に打ち上げ予定の低軌道ミサイル警戒衛星に関して、2021年8月10日に運用リスクを低減するため別の実験衛星が打ち上げられました。これは国際宇宙ステーションに物資を打ち上げたロケットに乗り合わせする形で行われたもので、プロトタイプ赤外線ペイロード(PIRPL)というものを搭載し、弾道ミサイルを検出可能かテストされます。

センサーは、昼と夜のさまざまな時間における地球の表面、海、大気など追跡に邪魔な赤外線バックグラウンドノイズについて検証します。これは宇宙から極超音速の脅威を見つけることができるようになる最初のステップになります。