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中国が推し進める事実上の香港の統一政策。これに関して一時期香港から海外への移住者が多くでていると報じられていたのですが、このようなある種の難民を装った香港人に紛れ中国のスパイが紛れ込んでいるとイギリス消息筋が発表しています。

これはイギリス紙ザ・タイムズなどが今月9日に報じていたもので、イギリス政府消息筋として報道されていたもので、香港難民に偽装した中国共産党のスパイがイギリスに対して難民申請を行っていたというものになります。
ただ、具体的に何人がそれを行っていたのか、身分は中国共産党員であることは間違いないのですがその身分や職業、申請日時などは公開されていません。

香港では2019年以降、台湾や外国に対して移民または滞在申請する人の数が4割ほど多くなったと報じられており、その増加は続いてたとされています。数として記事によると2021年5月までに香港人や自称香港人によるイギリスに対する移住申請件数は3万4000件という数になっていたといいます。ちなみに香港の人口は740万人で、2020年6月末に香港国家安全維持法(国安法)が施行され以降さらに移住が加速しており、2021年6月末の人口は前年比8万7100人(1.2%)減という規模になっています。(参考)

なぜイギリスでこれほど移住申請数が多くなっているのか、理由はその歴史にあり香港が中国に返還された1997年7月1日以前に生まれた香港の住民であれば英国政府から「海外英国国民(BNO=British National Overseas)パスポート」を発行されるといいます。このBNOパスポートは審査しビザを発給してもらうことで最大で5年間英国で暮らすことができその後、永住権と市民権も申請できるというかなり特殊なものになっているためです。

一方で今回見つかった中共のスパイと考えられる人間らは長い間香港に居住し活動していたスパイと判断されており、これを機に英国に潜入するという行動にでていると考えられています。

欧米では実際に記者を装った中国国家安全部要員3人が国外追放されたケース、ベルギーなどでも中国のスパイが発見されています。
(参考)
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