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海外の複数メディアによると、山火事が原因でトルコ軍がロシアからレンタル(派遣)する形で運用していた空中消火機Be-200が消火活動中に墜落するという事故があったと伝えられています。

事故があったのは現地時間8月14日、トルコ南部の山岳地帯を飛行していた機体が何らかの理由で墜落したと報じられています。墜落した機体にはロシア空軍のパイロットら5名、およびトルコ軍の関係者が3人乗っていたといい、現場に捜索チームが派遣されたものの全員が死亡したと発表されています。

トルコでは地中海地域で山火事が発生し7月下旬以降、数千エーカーの森林を焼却。トルコの林業大臣、ベキル・パクデミルリ氏は先週木曜日に消防士、ヘリコプター、飛行機によってこれまで16日間で299件の火災が鎮火できたと語っていました。

事故機は当時、直前まで消火活動をしており、派遣されて以降投下した水の量は300トンに達していたそうです。

▼墜落直前にも水を投下していた


死亡したロシア人パイロットに関してはエフゲニー・クズネツォフという翻訳があっているのか定かではないのですが、高度な飛行技術があっという有名人物が操縦していたとされています。彼は空軍大佐という階級で海軍航空の戦闘訓練と飛行要員の再訓練を行う第859という施設のトップを務めていたといいます。

▼死亡したエフゲニー・クズネツォフ氏
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そのため、彼は北極圏でのBe-200を用いた試験のテストパイロットとして飛行するなどしていたといいます。何れにしても相当なれた人により飛行が行われていたことは事実なのですが、今回どのようなわけか墜落という事態になりました。

今回の事故に対してプーチン大統領も哀悼の意を表しており、彼らに対して勲章を今後授与する法令にすでに署名しています。

参考