
新型コロナウイルスに感染した場合、倦怠感や指などに霜焼けのような症状が出るというのは知られていますが、実はこの症状はEBV、エプスタイン・バーウイルスといういわゆるヘルペスウイルスによる症状とほぼ同じであり、新型コロナウイルスによりこれが再活性化している可能性が指摘されています。
新型コロナウイルスに感染した場合、例えば無症状の人や一方で肺炎など非常に重い症状を発症し死亡する例が既に報告されています。ではなぜ同じ人間にも関わらずこれほど大きな差があるのか、もちろん基礎疾患の有無などの差はあるものの、これ以外にもエプスタイン・バーウイルスに既に感染している人が、新型コロナウイルスに感染することでより重い症状(強い症状)がでている可能性があると指摘されています。
Pathogens | Free Full-Text | Investigation of Long COVID Prevalence and Its Relationship to Epstein-Barr Virus Reactivation
この論文はアメリカジョージア大学などの研究チームにより発表されたもので、それによると「COVID-19(新型コロナウイルス)の検査で陽性となりその数週間後まで症状がでている人はエプスタイン・バーウイルスの再活性化が見られました」と説明しています。再活性化とは過去に感染したウイルスが体内に残っており、何らかの原因で再び症状を見せるというものです。
▼新型コロナウイルスで霜焼けのような症状を見せる例。新型コロナウイルスつま先とも呼ばれるも。エプスタイン・バーウイルスを発症した場合も同様の症状をみせる

実はこの新型コロナウイルスがエプスタイン・バーウイルスを再活性化するという内容は海外でも多く発表されており、例えば中国では2021年初旬に中国の武漢の研究者らが同様の発表をしています。それによると、エプスタイン・バーウイルスの再活性化が初期段階で新型コロナウイルスが関連している可能性があるという証拠を発見していたというものです。
具体的には新型コロナウイルスから2週間以内に67人の患者を調査したところ、50%以上の被験者からエプスタイン・バーウイルスの再活性化の兆候を発見。またエプスタイン・バーウイルスとSARS-CoV-2(季節性のコロナウイルス)に感染した場合により重篤な症状と関連していたというものです。
またこれ以外もヨーロッパで行われた別の小規模な研究では、調査した104人の新型コロナウイルス患者のうち約87%からエプスタイン・バーウイルスのDNAが観察されたことが去年の時点で指摘されていました。
現在、健康な人が新型コロナウイルスで重症化するというのはよく分かっていないと考えられます。しかし、エプスタイン・バーウイルス抗体の有無つまり、過去に感染したことがあるのかを調査することで、新型コロナウイルスが原因でエプスタイン・バーウイルスの再活性化の兆候を示す可能性を判断することができます。つまり重症または長期の発症リスクから患者を保護することに役立つ可能性があると指摘しています。
ただ、現時点で新型コロナウイルスに感染した場合にエプスタイン・バーウイルスの再活性化を直接治療するような薬はないのですが、ウイルス量を減らし免疫機能を保護する薬があるとしており、 例えば中国の研究では抗ウイルス薬であるガンシクロビルを投与することで、重篤な症状の発生をある程度抑制できるとしています。
Pathogens | Free Full-Text | Investigation of Long COVID Prevalence and Its Relationship to Epstein-Barr Virus Reactivation
この論文はアメリカジョージア大学などの研究チームにより発表されたもので、それによると「COVID-19(新型コロナウイルス)の検査で陽性となりその数週間後まで症状がでている人はエプスタイン・バーウイルスの再活性化が見られました」と説明しています。再活性化とは過去に感染したウイルスが体内に残っており、何らかの原因で再び症状を見せるというものです。
▼新型コロナウイルスで霜焼けのような症状を見せる例。新型コロナウイルスつま先とも呼ばれるも。エプスタイン・バーウイルスを発症した場合も同様の症状をみせる

実はこの新型コロナウイルスがエプスタイン・バーウイルスを再活性化するという内容は海外でも多く発表されており、例えば中国では2021年初旬に中国の武漢の研究者らが同様の発表をしています。それによると、エプスタイン・バーウイルスの再活性化が初期段階で新型コロナウイルスが関連している可能性があるという証拠を発見していたというものです。
具体的には新型コロナウイルスから2週間以内に67人の患者を調査したところ、50%以上の被験者からエプスタイン・バーウイルスの再活性化の兆候を発見。またエプスタイン・バーウイルスとSARS-CoV-2(季節性のコロナウイルス)に感染した場合により重篤な症状と関連していたというものです。
またこれ以外もヨーロッパで行われた別の小規模な研究では、調査した104人の新型コロナウイルス患者のうち約87%からエプスタイン・バーウイルスのDNAが観察されたことが去年の時点で指摘されていました。
現在、健康な人が新型コロナウイルスで重症化するというのはよく分かっていないと考えられます。しかし、エプスタイン・バーウイルス抗体の有無つまり、過去に感染したことがあるのかを調査することで、新型コロナウイルスが原因でエプスタイン・バーウイルスの再活性化の兆候を示す可能性を判断することができます。つまり重症または長期の発症リスクから患者を保護することに役立つ可能性があると指摘しています。
ただ、現時点で新型コロナウイルスに感染した場合にエプスタイン・バーウイルスの再活性化を直接治療するような薬はないのですが、ウイルス量を減らし免疫機能を保護する薬があるとしており、 例えば中国の研究では抗ウイルス薬であるガンシクロビルを投与することで、重篤な症状の発生をある程度抑制できるとしています。
