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航空機を中心にステルス技術は当たり前のように採用されつつありますが、一方ヘリコプター界隈はそうではありません。これに関して中国では先日、ステルスヘリと考えられる機体がトレーラーの荷台に似せられた写真が撮影されたと報じられています。

撮影された詳しい日時は不明なのですが、2021年8月20日付けで海外メディアは、中国のSNS上でステルス技術を取り入れたヘリコプターが公開されたと報じています。

撮影されたヘリはモックアップという模型レベルのものか、それとも試作機レベルのものかは不明だと主張。その見た目が今から25年ほど前に初飛行し不採用になったアメリカのRAH-66 コマンチにソックリなことから「中国版コマンチ」などとあだ名を付けています。

この機体についてはハルビン飛機工業集団有限責任公司が生産しているZ-19をベースとしたステルスバージョンではないかと考えられており、クローズドテールローターであるフェネストロンという構造を取り入れているとのこと。

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個人的な主張として降着装置の状態からモックアップと推測できる

▼2021年8月アフガニスタンで確認されたブラックホークほステルス版と考えられている機体
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ステルスヘリコプターについては現在も詳細が明らかになっていないアメリカ軍のブラックホークのステルス版が存在しており、これはウサマ・ビンラディンの暗殺に用いられた他、先日もアフガニスタンでこれと考えられる機体が確認されています。ただ、使用が確認されたのはこの10年ほどでこの2回前後となっており、全てが謎の機体になっています。

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一方、RAH-66 コマンチはステルス攻撃ヘリとして開発されました。機体は1996年1月に初飛行したものの、当時現在広く運用されている無人航空機に期待する声が軍内部で強まり、開発が遅れていたこのヘリに逆風となりました。結局80億ドル(約8000億円)という多額の開発費を投入したものの2機の試作機を開発しただけで中止。2004年に正式に終了となりました。

参考
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