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祝日に国旗を掲げる…そんな光景は平成時代では僅かながらみられたのですが現在はそれもほとんどみられなくなりました。一方、愛国心がつよいイメージのある韓国ではどうなのか。祝日となると掲揚して当たり前と思いきや、大半の家が掲揚していないといいます。その理由は…!?

韓国メディア、マネートゥデイによると韓国は日本と同じように祝日には自宅の前などに国旗を掲揚するという習慣があったものの、ある連中が原因でその風習も失われつつあるといいます。

マネートゥデーが行った調査ではソウル周辺5つのマンション団地で国旗を掲揚している家庭は全体の10%にも満たない状態だったといいます。当然空室もあるので必ずしも10%とは言い切れないのですが、それでも大半の家庭が掲揚は行っていないとのこと。

実はこの団地では数年前までは入居者らに対して祝日になると国旗を配ったり、掲示板に国旗を掲揚しましょうというお知らせが掲載されていたといいます。しかし、ここ数年のうちに急速に国旗を掲揚に拒絶感を感じる人が多くなったといいます。

原因は極右系の団体

日本でも同じように、実は韓国では2020年に光復節という日本からの開放された日に市民団体の大規模集会が行われました。この時いわゆる「太極旗部隊」と呼ばれる集会参加者が国旗を掲げていたそうです。また、一部極右政党が国旗を掲げて党員募集を行うなどの活動があったそうです。

つまりどういうことかというと、国旗を掲げることがそのような団体や思想に自信が所属しているということを表してしまう可能性が高く敬遠されているといいます。

記事によると、とある団体が毎年2000枚余りの国旗を無料で配っているものの、特に近年受け取りを拒否する市民が増加しているといいます。また別の国旗の普及に力を入れる団体によると「『学校から国旗を撤収すべきだ』という主張が出るほど国旗の認識が悪化しているが、政府はその対応をおこなっていない」と批判しています。