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半導体大手intelが2022年秋頃に投入予定としている第12世代CPU『Alder Lake-S』に関して、Intel Core i7-12700の性能が、現行のRyzen 7 5800Xと同等か若干劣る程度の性能しか出せていないという真偽不明リークが出されています。

A non-K series CPU called i7-12700 has just been tested in the Geekbench CPU test. The software had trouble reading out the information on the motherboard, but the CPUID string (Family 6 Model 151) appears to match Alder Lake CPU, which was correctly recognized by the software.

Intel Core i7-12700 non-K Alder Lake CPU is almost as fast as Ryzen 7 5800X in leaked Geekbench score - VideoCardz.com
2021年に発売されたインテルの11世代CPU。そして発売後間もなく来年秋には12世代が発表されるという明らかに混乱に陥っているインテル。理由は大手AMDが発売しているRyzenシリーズのCPUがインテル製よりも良いということが理由です。

一方インテルはこの12世代CPUではソケット形状を変更、更に14nmから10nmプロセスに変更。また一部のモデルでは高効率なコアと低消費電力のコアを2つ内蔵するという構成になっており、注目を集めています。

本題に入ると、Intel Core i7-12700というコスパに優れていそうなそこそこハイエンドなモデルに関してCPUの性能を示すベンチマークがリークされました。その結果、GeekbenchCPUというソフトを用いた結果として、Core i7-12700は現行のRyzen 7 5800Xと同等か、若干性能が低いという性能だったと示されました。

intel 12世代CPU

今回取り上げられたCore i7-12700は4.2GhzでTDPは65W。同じ8コア構成のRyzen 7 5800Xよりも低発熱でワットパフォーマンスに優れるため幅広く扱いやすいCPUと考えられます。

さらに上位にはCore i7-12700Kがあり、こちらは4.7Ghzで動作可能ですが125Wに跳ね上がります、また更にi9-12900Kでは5Ghzで動作可能です。このi9-12900Kに関してはRyzen 9 5950Xよりシングルコア性能では約25%、マルチコア性能では約10%上回ると主張しています。

近年4Kディスプレイなどの登場でPC周りの消費電力が凄いことになっており、12世代では低消費電力のコアを載せてくるというのはそういった需要を満たすものです。何れにしても消費電力を気にされる方は過去の例からも意外と多く(発熱や動作音を小さくできるため)、12世代シリーズは幅広く人気のシリーズになるのではないかと考えられます。

期待されるCPU、その周りで問題点も

intelの12世代CPUはこれまでの利用されてきた正方形から長方形に形状が変更になります。つまり既存のCPUクーラー全般が使えない、正しい表現ではクーラーの接触面をはみ出てしまうという問題があります。つまり12世代専用のCPUクーラーを新たに購入しなければなりません。

そしてメモリがDDR4から現在販売されていないDDR5に変わることで、費用が高いメモリも合わせて購入しなければなりません。そのため、販売開始から1年ほどはこれまでのPCよりも値段が高くなると
考えられます。