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疫病として少なくとも戦後最大の混乱が発生してる新型コロナウイルス。誰も経験したことがないような混乱とも表現できるのですが、このような世界を巻き込む混乱に関して、とある研究者によるとその確率は1年間に2%ほどの確率で発生すると発表しています。

この研究はプリンストン大学が行った統計によるもので、それによると新型コロナウイルス級の世界規模のパンデミックが発生する確率は毎年2%ほどで、人が一生のうちに今のような事態を経験する確率は38%程度とよくわからない結果を発表しました。

Statistics say large pandemics are more likel | EurekAlert!

ウイルスについては戦争などとは異なりランダムで発生するイベントです。つまり動物などから人に感染し、人から人に伝染する能力を獲得することで新型コロナウイルスのような世界規模の混乱になります。
研究チームはこのような混乱について1600年~2021年に流行した新型コロナウイルス以外の感染症を調べ上げ476例の事例を特定。うち145例ではその感染症による死者数は1万人に満たなかったとしています。他にも114件は死者数がそもそも分かりませんでした。

そのような調査を行い世界規模の大規模感染が発生する確率をまとめました。結果、例えば誰もが知るスペイン風邪のようなパンデミックが発生する確率は1年間で0.3~1.9%と主張。新型コロナウイルス級は約2%だったというものです。

ただ、問題なのは飛行機すら存在しない1600年時点と現在は人口も輸送能力も異なってるほか、衛生状態も全く異なっている点です。研究の邪魔になるようなノイズを取り除き、どのような根拠で確率などと導き出したのかは不明です。
研究者によると「環境変化と動物由来の病気の発生率が高まっており、新型コロナウイルスと同等レベルのパンデミックが発生する確率は高まっている」とも主張しています。当然、人が移動しやすい時代にはいったことでパンデミックが発生する確率も飛躍的に高まったことも考えられます。

よく分かりませんが、今の私達は年1回引けるどうしようもないガチャで、確率2%のSSR級のウイルスをたまたま引いてしまったということになります。