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先日、アフガニスタンの首都カブールでISIS(所謂イスラム国)による自爆攻撃が行われ米兵13人あまりが死亡したなどと伝えられていたものの、現地では押し寄せた市民らの負傷者1000人を超えていると報じられています。

情報が錯綜しており、全く正しい情報が入ってこないアフガニスタン情勢。一方、今月26日に発生したアフガニスタンの首都にあるカブール空港近くで発生したISISによる自爆テロに関して、ニューヨーク・タイムズは死者が170人と発表、これには米兵13人も含まれ負傷者は18人となったと報じていました。

一方で負傷者の数がなかなか出てこず、現地に残るアメリカ兵が13人死亡したとなると、これまでの報道などでは空港に多くの市民が集まっていたことを考えても米兵と一般市民の比率を見ても相当な数の死傷者がでていることは想像することができます。

これに関して最新の情報では死傷者は170人以上、または200人に迫るという表現がされており、負傷者については1000人から1300人(スプートニク、アフガン保健省関係者の発表)となっています。

具体的な内訳については米兵以外にイギリス3人、タリバン28人、アフガニスタン人の民間人が60〜80人とこちらも数があっておらず詳細は不明です。
今回のテロについてはこれまで複数回(2回)あったとしていたのですが、現在は1回で自爆したISISも一人だったと発表しています。今回の自爆攻撃を受けて、空港の外を管理しているタリバンは空港から500m放たれた位置に障害物を設置し新たなテロ攻撃を防止しているほか、空港を管理している米軍はセキュリティー機能を強化したと発表しています。

米軍によると、ISISは次のテロを計画しているとも通告しており、更に状況が悪化する可能性があります。(参考)