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現在日本で接種されている新型コロナウイルスワクチン、いわゆるモデルナ製のワクチンに関して、これはスペインの同じ企業が製造したものになっているのですが、実は日時や理由は不明なのですが、その製造ラインの見直しが行われ製造工程がこれまでとは異なっていると報じられています

簡単にまとめると
  • 埼玉県では2021年6月時点でモデルナワクチンから異物発見
  • 日本用のワクチンを製造しているスペイン企業は既に大規模メンテナンス実施
  • 厚生省はモデルナはファイザーの4倍の副反応と発表
国内メディアによると、現在いくつかのロットで金属片のような謎の物体が入っていたことで回収されているモデルナのワクチン。これに関して埼玉県によると、2021年6月時点でファイザー製のワクチンに異物が混入しているとして武田薬品工業に報告していたと埼玉県が発表していたと報じています。
これに関して、具体的に何が混入していたのかなどは記載されていません。ちなみに武田薬品工業はモデルナのワクチンを製造しているのではなく、輸入と販売を担当しています。

一方、あるロットに金属片のようなものが混入していたことが日本各地で報告されているのですが、規模としては東京、埼玉、愛知、茨城、岐阜の5都県8会場390回分です。記事によると、混入が発覚し始めたのは2021年8月中旬以降とのことで、医療従事者が混入に気づき報告。厚生省は25日なってそれを気づいたとしています。


このモデルナは米企業で、日本向けのロットはすべて同じスペイン企業が生産しています。しかし、記事によると、「現在は大規模なメンテナンスを経て、異なる製造工程になっている」と説明しており、スペイン企業側も異物混入を把握していたのではないかと考えられます。(参考)

この大規模なメンテナンスがいったい、いつ実施していたのか。つまり日本で異物が見つかったものは大規模メンテナンスが行われる前に製造されたものと考えます。しかし、どのような理由で大規模メンテナンスを実施したのか、何がどう変わったのか、既に製造に使われた機材が搬出されていると考えられ、原因を把握することができなくなる可能性があります。


ファイザーはモデルナよりも副反応は4倍高い

ファイザー製のワクチンについてはモデルナやアストラゼネカに比べてなぜか副作用の発生率が高いという印象を受けます。これは間違っておらず、厚生労働省の発表として新型コロナウイルスワクチンの副反応のうち、強いアレルギー反応つまりアナフィラキシーの報告件数として。2021年8月8日時点で、米ファイザー製が100万回当たり約4件、モデルナ製が約1件の割合でした。接種回数はそれぞれ約9065万回と約1226万回です。