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中国メディアによると、2003年から07年まで中国で財政部長(財相)として務めた金人慶という人物が火災により死亡したと報じられています。その原因は『冥銭』とよばれる習慣だった可能性があると伝えられています。

中国の金人慶元財政部長(財相)が28日朝に亡くなった。77歳だった。金元財相は27日深夜、10日前に亡くなった夫人の冥福を祈るために自宅ベランダで紙銭(ジーチェン)を燃やしたが、周囲の可燃物に引火したと報じられている。

紙銭とは、亡くなった人があの世で使えるようにと祈って燃やす紙幣を模した紙のこと。「冥幣(ミンビー)」など、その他の名で呼ばれることも多い。

Record China
記事によると、当局は火災発生当時、金氏は北京市の自宅ベランダで冥幣(めいせん)を燃やしていたといいます。この冥銭とはお金を入れて埋葬することで死者が死後の世界で満足に暮らしていけるよう、そのような願いから行うものです。これは古いものでは「副葬品」という表現があっていると思います。

一方中国ではこのような習慣があるのですが、現在は本物の紙幣ではなく冥銭専用の紙幣を購入することができ、それを燃やすなどして故人に送るということを行う場合があります。また中国では死者があの世で橋を渡るためにお金が必要だなどということが言われており、冥銭を撒くということが行われています。(仏教では三途川の渡河料金としてお金が必要という理由から一緒に冥銭を収め火葬するという例があるといいます)

▼中国で売られている冥銭(紙銭)
冥銭


今回の火災については、彼がベランダで冥銭を燃やしていたところベランダに置いてあったという書物に引火し、結果的に火災に繋がったと見ています。ただ、なぜ雨が当たるベランダに書物があるのかという点については、中国ではベランダにも窓がついてることが多く、物置として使うこともあるといいます。

死因については明らかになっていないものの。また金氏は体が不自由だったともされており、大量の煙を吸い込んだことで亡くなったのではないかとしています。
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