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タリバンが統治したことを機に急速に状況が悪化しているアフガニスタン。先日、アメリカ側が管理している首都カブールの空港に対しロケット弾攻撃が行われたものの、米軍のC-RAMという地上配備型の迎撃システムにより着弾を防ぐことができたと報じられています。

CNNなど海外メディアによると、事件があったのは現地時間30日、アフガニスタン・カブール国際空港に対して何者かが発射したロケット弾5発に対して、米軍の対ロケット砲弾システム(C-RAM=Counter-Rocket Artillery Mortar System)により迎撃されたと報じています。

記事によると、目撃者の話しとしてロケット砲はカブール国際空港近くのサリム・カルワン地域から発射され、その後銃撃が聞こえたとのこと。更にロケット砲の音が3度続き、空中に火のような閃光が見えたと伝えています。この閃光はC-RAMから発射された機関砲弾と考えられます。
また現地メディアによると、「数発のロケット砲の音が聞こえた」と話しており、一連の事件では人命被害にはでていないとしています。



C-RAMとは文字通り飛来するロケット弾や迫撃砲を空中で撃ち落とす米軍の兵器です。言わば防空兵器になるのですが、このようなものは現在海外の米軍基地などに設置されている場合があります。C-RAMは高連射で20mm機関砲弾を発射するというシステムで、これにより飛来する対象を迎撃します。

記事によると、ロケット弾発射後に聞こえたという銃声はいったい誰が発砲したものかは明らかになっていないとのこと。また発射された5発についてすべて迎撃できたのかについては確実ではなく、よくわからないともしています。

ただ、SNS上にはこのロケット弾攻撃で空港の近くにあったという車に着弾し炎上したという内容が投稿されており、迎撃したのはあくまで空港に着弾する可能性があるものに限定された可能性があります。(射程などの問題から)

米軍に関しては8月31日を持ってアフガニスタンから撤退することになり、事実上アフガニスタンはタリバンにより掌握されることになります。現在このようなテロも発生してるほか、現地には数人の日本人や大使館職員らのアフガニスタン警備スタッフらも残された状態です。地対空ミサイルで武装したテロリストもいると考えられ防衛手段を持たない民間機は飛ばせない状態であり、空からの救出はかなり厳しい状況になっていると考えられます。
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