
自然界には捕食者に対して有効な危険な毒をもつ種がいますが、今回は魚です。ブラジルでは最近、アマゾン川で採った魚を食べた人から『黒い尿』がでる健康被害を訴える人が出ており、これによる死者もでたと報じられています。
現地メディアなどによると、被害がでているのはブラジルのアマゾン上流に位置する街で、アマゾナス州やバイア州ではの川で採れる淡水魚を食べたことが原因で『黒い尿』がでる奇病が再流行していると報じられています。
記事によるとこの黒い尿は、毒をもつ特定の魚を食べたことで発症するというもので、12~24時間後に横紋筋融解症の症状をみせるといいます。
この横紋筋融解症は主に淡水魚や甲殻類などが持つ毒素によって横紋筋と呼ばれる体中の筋肉における骨格筋細胞の壊死・融解がおき、その筋肉の成分が尿として出る病気です。症状としては壊死が発生することで筋肉痛や手足のしびれがみられ、尿からはミオグロビン尿とよばれるコーラ色の尿がでることが分かってます。
この病気については淡水魚が原因であることが分かっているものの、数種候補があるなかでどの種が原因なのかよく分かっていないといいます。そのため現地では『ハフ病』などと発症した地名から名付けられた謎の病気として扱われており、アマゾナス州の疾病予防財団は9月1日以降、最低15日間は魚の摂取を控えるよう市民らに勧告しています。合わせて原因特定のため調査団を派遣しているとのことです。
アマゾナス州ではこの病気は2008年、2015年にも発生は確認されていたものの、死者がでたのは今回が初めてとのこと。入院患者数についてはアマゾナス州やバイア州の両方で44人、死者も1人となっています。
記事によるとこの黒い尿は、毒をもつ特定の魚を食べたことで発症するというもので、12~24時間後に横紋筋融解症の症状をみせるといいます。
この横紋筋融解症は主に淡水魚や甲殻類などが持つ毒素によって横紋筋と呼ばれる体中の筋肉における骨格筋細胞の壊死・融解がおき、その筋肉の成分が尿として出る病気です。症状としては壊死が発生することで筋肉痛や手足のしびれがみられ、尿からはミオグロビン尿とよばれるコーラ色の尿がでることが分かってます。
この病気については淡水魚が原因であることが分かっているものの、数種候補があるなかでどの種が原因なのかよく分かっていないといいます。そのため現地では『ハフ病』などと発症した地名から名付けられた謎の病気として扱われており、アマゾナス州の疾病予防財団は9月1日以降、最低15日間は魚の摂取を控えるよう市民らに勧告しています。合わせて原因特定のため調査団を派遣しているとのことです。
アマゾナス州ではこの病気は2008年、2015年にも発生は確認されていたものの、死者がでたのは今回が初めてとのこと。入院患者数についてはアマゾナス州やバイア州の両方で44人、死者も1人となっています。