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近年、小さく荒い画像を高解像度化するという新しい技術が登場しています。これに関してグーグルは最新の人工知能エンジンをベースに開発中という技術が公開されました。

SF映画でよくみかけるのは監視カメラで撮影した犯人が映る画像を次々と拡大化しするというシーン。しかし、現在のデジタル画像であれば拡大したところでギザギザの画像、それをソフトウェアで補正したボケた画像にしか拡大することしかできません。
しかし、グーグルが開発している技術はまるでSF映画のようにそのまま高解像度化できる技術です。

グーグルが開発している高解像度化技術は2つ『SR3』と『CDM』です。専門用語が多く難しい表現が多いのですが、『SR3』というのは、様々な画像を収集しデータベース化、更に機械学習を用いることで拡大時に発生するギザギザの低解像度画像の高解像度化するというものです。

そしてもう一つ『CDM』。こちらはカスケード拡散モデルというもので、SR3を補うような技術らしく、SR3の高解像度化を更に強化するようなものに仕上がっています。

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この写真が実際にこの技術を用いて高解像度化したものです。顔のシワなやほくろなど左の画像になかったものが何故か右側にあるなど、「そもそもなぜそこにホクロがあることを知っているのか」とツッコミを入れてしまうほどの凄さになっています。

グーグルによるとSR3とCDMの画像出力結果は印象的だったとしています。研究では50人のボランティアによる評価として、SR3で生成された人間の顔の画像は約50%の確率で実物の写真だと認識したと主張しています。

しかし、先程も述べたホクロの位置などは本人のとは異なる結果として出力される場合があるらしく、あくまで「シワやホクロがあるだろう」という確率計算に基づく判断・出力がされているとのこと。そのため、個人を識別することができるパーツについて今後多くのシミュレーションを繰り返す価値があるとしています。


現在この技術は一般に利用することはできませんが、ここ数年以内にも例えばスマートフォンやデジタルカメラで搭載される可能性があります。これは物理的に搭載が難しスマートフォンや高価な光学ズームレンズを補う技術であるた、グーグル以外でもスマホやカメラ業界では同様の研究が始まっているものと考えられます。
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