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2021年9月15日午後に発射された弾道ミサイルに関して、北朝鮮国営メディアは鉄道から発射可能な弾道ミサイルを試射したと発表しました。

朝鮮中央通信は今月16日、朝鮮労働党中央委員会政治局 中央委員会の朴正天書記が、鉄道機動ミサイル連隊の検閲射撃訓練を指導したとほうじました。この試射では合わせて軍政指導部、軍需工業部、朝鮮人民軍総参謀部、国防科学研究部門の指導幹部がそれぞれ立ち会ったとしています。

この手の鉄道発射型弾道ミサイルは世界的にも珍しいのですが、記事では『初めて実戦に導入された鉄道機動ミサイルシステムの実用性を実証し、新しく組織された連隊の戦闘準備態勢と火力任務遂行能力を評価し、実戦行動手順を試験する形で行われた』と発表。

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打ち上げまでの詳細が今回記載されており『鉄道機動ミサイルシステムの運営規範、行動手順に従って迅速機動および展開を終え、指示された火力任務に従って800km離れた日本海の水域に正確に着弾した』としています。

また、『鉄道機動ミサイルシステムは全国各地で分散火力任務で同時多発的に威嚇勢力に甚大な打撃を加えられる効率的な対応打撃手段になる』としており、『今後、短期間内に鉄道機動ミサイル連隊の実戦運営経験を積み、鉄道機動ミサイル旅団に拡大、改編することに関する問題も具体的に協議した』としています。

つまり今後車両タイプではなく、このような列車タイプの弾道ミサイルも随時開発していくとしています。

鉄道発射型弾道ミサイル

今回北朝鮮が試射した鉄道発射型弾道ミサイルに関しては、ソ連が実戦配備していたものがよく知られています。これはRT-23という、今回北朝鮮が打ち上げたものより遥かに巨大な大陸間弾道ミサイルを鉄道から発射するというものでした。

1987年頃より配備が始まったものの、アメリカとロシア間の核軍縮条約により2005年頃までに姿を消しました。以降、現在もロシアではこの手の装備は配備されていません。

ただ中国では鉄道発射型弾道ミサイルが配備されている噂があり、発射された弾道ミサイルがロシアのものと酷似していることから、技術がロシアをから入っている可能性が示唆されています。
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