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近年、更に高まりつつあるリサイクル製品。まだ少ないながら商品にはリサイクルマークが付けられているのですがアメリカ、カリフォルニア州ではリサイクルマークそのものについて州の許可を得る必要があると発表しました。

カリフォルニア州で可決されたこの法案は、州のリサイクル基準を満たしていない製品やパッケージにリサイクルマークの表示を禁止するもの。リサイクル可能かどうかは州のリサイクル担当部門が、設計基準や原材料をチェックすることで判断するとのこと。また、この法案はリサイクルマークだけではなく企業が「リサイクル可能」「生分解性」などの言葉を根拠なく使うことも禁止します。

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環境意識の強い人であれば、若干高いお金を支払ってもリサイクルされた商品を購入し、使い終わったらリサイクルに出すということを行っていると思います。しかし、アメリカではリサイクルされない商品に対してリサイクルマークを付けたり、そもそも州の基準に達していないにも関わらずリサイクルマークをつけるなど確認されており、当局が規制に乗り出したと報じられています。

この法案は地方自治体、環境団体、廃棄物運搬業者、リサイクル業者の支持を得ており、カリフォルニア州のベン・アレン上院議員はこの問題について「リサイクルマークが描かれたごみ箱に、リサイクルされるだろうと思って真面目にリサイクルごみを捨てる人がたくさんいますが、実際は埋め立て地に捨てられるだけなのです」と現状を話しています。

何が問題なのか。アメリカの環境保護庁によると、紙や金属のような素材は広くリサイクルされているものの、プラスチックについてはそのリサイクル率は10%で、そのほとんどが焼却されたり地面に埋められたりしているそうです。


理由についてはそもそもリサイクルが難しいことです。プラスチックといっても金属とは異なり種類が膨大であり、汚れていたり、不純物がついていたりリサイクルするまでの手間で二酸化炭素を多く排出するなど意味がないリサイクルが行われている場合があるためです。



私達も普段資源ゴミとして様々なものを分別しリサイクルに出しているのですが、手元にあるものでリサクルされたプラスチックはいったいどれだけあるでしょうか。アメリカではお菓子袋などに「リサイクル可能」「生分解性」などと表記し「リサイクル可能なものだ」と謳い販売していることがあるとのこと。確かにリサイクルはやろうと思えばできるのですが、結局ゴミとして捨てられている現状を知らない消費者側が『誤ったリサイクル感』を持ち続ける可能性があります。

この法案については企業側がリサイクルに対する意識が低下する可能性があるという指摘もあるとのこと。難しい問題ではあるのですが、リサイクルマークを審査性にするのではなく、更にその上の『上質なリサイクルが可能だ』というマークなどを作るという案でも良かったのかもしれません。
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