image_240

2008年に米空軍から退役したF-117。世界初の実用・量産ステルス機としてその強烈な見た目から、映画など描かれる機体なのですが、これに関して非公式に飛行していることが航空ファンの間で長年噂されていたのですが、先日、防総省のサイトで運用している様子が初公開されたと報じられています。

The Aviationistによるとアメリカ国防総省が管理するサイトDVIDSという軍の資格情報配信サービスのページに退役後としては初めて公式にF-117を運用している内容が掲載されたと報じています。

こちらがそのページです。
image_239

内容を要約すると、2021年9月13日カリフォルニア州フレズノ空軍州兵基地に2機のF-117ナイトホークが到着した。第144戦闘航空団は異種の戦闘訓練任務を遂行することを歓迎した。基地の司令官は「1週間に渡り、F-117を迎え入れる最初の部隊となったことは大変な名誉なことだ」というものです。

▼民間人により2021年9月14日に撮影された元極秘の機体F-117


具体的な内容については「現実的な環境で難しい戦術をテストするための新しい課題を提示します」という内容が記載されていることからも、詳細は記載していないのですが、F-117というステルス機である以上、中国やロシアのステルス機を睨み、何らかの対ステルス空中戦のテスト(ミサイルの動作やレーダーの検出)などが行われているものと考えられます。

また「F-117ナイトホークスが基地に着陸したのはこれが初めてです。彼らの存在はすぐに複数のメディアやコミュニティの一部のメンバーから関心を集めていました」と記載しており、これについては米軍側も反応を気にしていたということが伺えます。

なぜ今回大体的に発表したのかについては、引退後F-117の実運用レベルに達したことで公式な発表をしたかったという思惑もあると考えられます。ただ、航空・軍事ファンとしては引退したはずのF-117が再復活したということで、アメリカでも肯定的な受け止められ方をしているものと考えられます・

2014年頃には確認されていたF-117

F-117に関しては2008年に運用と維持コストの高さから全機退役したと伝えられていたものの、その後2014年頃にアメリカネバタ州ラスベガスの北西部に位置するトノパーテストレンジ(トーノパ試験区域)で飛行している様子が確認されていました。

以降、空中給油試験を受けている様子や地上すれすれで超低空飛行する様子も確認されており、特に近年では航空ファンの間でこの機体が多く撮影されていました。

このエントリーをはてなブックマークに追加