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2013年5月、岡山県を中心にの交通事業を展開している「両備グループ」が投入したのはバーチャル社員「七葉院(しちはいん)まゆせ」です。それから8年が経過した現在、彼女はいったいどうなったのか調査していみました。

YoutubeではバーチャルYouTuberが投げ銭でトップに君臨するなどヤバイ時代に入りつつある混沌とした現代―。

その人気や技術の発展を受け企業や団体がバーチャルキャラクターを製作するという活動も多く見かけるようになったのですが、両備グループはなんと2013年、つまりキズナアイやそこらのファッションバーチャルキャラが登場するはるか前からガチのキャラクター『七葉院まゆせ』を製作しました。さらに入社式もやってしまうという、当時あまりに飛び抜けたことをやっていました。



この七葉院まゆせはなんと両備グループ内で作られた自社キャラクターとのことで、当時精通する社員がいたということになるのですが詳細は明らかになっていません。また、バーチャル入社式に合わせる形で商品開発を積極的に行いステッカーや抱き枕など様々な商品を投入するという、今思っても明らかにヤバめ展開規模になっていました。

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参考:「FUSOきゃろるさん@fusocarol: 」(ついっぷるフォト) リンク切れ

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等身大スタンドはA、C、Bの3タイプがあり、いずれも価格は4万5000円だった。

ブームにはならず…!

彗星のごとく現れた七葉院まゆせ。予算と時間を当て商品開発などが行われていたと考えられるのですが、当時、両備グループ関係者は「目標は人気仮想アイドルの初音ミク。様々な場所に登場させ、いつかは追いつければ」と期待する声もでていました。
初音ミクというワードが時代を感じるのですが、当時小嶋光信代表も「とてもかわいらしいキャラクター。親しみやすい企業イメージを発信したい」と話し、同社は観光バス利用客は高齢者が多く、若年層の顧客開拓を狙ったものだと説明していました。

▼七葉院まゆせのラッピングバス。2019年11月時点で走行していることが確認されている

しかし、ブームにはならず以降急速に姿を消していきます。この間、七葉院まゆせ仕様の謎の公式グッズとして『車用クラッチ』まで販売開始。そのクラッチの名は「Powerd by 七葉院すぺしゃる」。あまりにマニアック過ぎる商品であり何個売れたのかは不明です。

このように、明らかにヤバい系の力の入れ具合になっていたことが伺えます。

今なら、ただし・・・

冒頭紹介したように現在はバーチャルYouTuberの躍進もあり、10万円ほど払えば誰でもある程度のVチューバーに転身することはできます(3Dモデルは除く)。両備グループは今でも難しいことを2013年に行っており、それを考えると「失敗の原因はあまりに時代を先取りしすぎた」ということに尽きると思います。

現在七葉院まゆせのホームページは残されているのですが、活動についてはほぼすべて停止状態になっていると考えられます。

仮に、2021年に再デビューを果たすとなるとキャラクターの見た目などは今でも十分に通用するクオリティーでありこれは問題はないと思います。ただ。リアルの女性の人権などと謳い架空のキャラクターを排除する圧力団体が存在しており、それに合わせた身なりにしなければならない可能性があります。

社内では失敗した企画として扱われている可能性が高く再デビューの可能性はほぼ無いと考えられるのですが、今後どうなるのか。失敗した原因を調査した上で別のキャラクターを再デビューさせるという道も残されるのかもしれません。
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