結合翼_WZ-7_1

主翼と尾翼がくっついたようなユニークな形状をしているWZ-7。中国で開催された朱海航空ショーでかなり昔から開発されていることが確認されていた無人航空機が初めて披露されたと報じられています。

中国南部に位置する珠海市で、2021年9月28日~10月3日の日程で開催されるのは『中国国際航空宇宙博覧会(珠海航展)』です。これは中国最大の航空ショーとなるのですが、そこに中国では少なくとも2013年頃から開発がされていた結合翼を採用した無人機が初披露されることになると報じられています。

結合翼_WZ-7_2

この機体は記事によると、中国航空工業集団(AVIC)が開発している機体といしており、機体名はWZ-7(BZK-007)。高高度を長時間飛行できる機体(偵察機)としています。

記事によると機体は複合素材で作られており、その巨体に合わずレーダー断面積は一般的な戦闘機よりも小さくなっているとのこと。(つまりステルス機ではないものの配慮された設計がされている)

結合翼を採用したことで揚力比も高く、飛行制御も複雑ではないという特徴があるとのこと。またミサイルを誘導するような装置を別途搭載することができるとしています。

WZ-7は高高度から海外の敵国の基地や上空から水上艦を偵察に用いられる可能性があるとしてお、飛行時間が長いことから空母などを追跡しデータを送信し続けるなどの利用方法が考えられているとしています。

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結合翼_WZ-7_5

WZ-7

この機体については冒頭紹介したように2011年機体が撮影されており、2013年は地上で試験された様子が確認されています。



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これは2013年1月14日に中国で撮影されたもので、当時のデータとしては全長14.33m、翼幅24.86m、全高5.414mと大型のUAVで、行動半径は2,000~2,500kmと発表されていたものの、データについては現在の機体とは異なると考えられます。

またこの機体については2011年9月に地上で何らかの試験が行われている様子も撮影されており、少なくとも10年以上前から開発が進められているということが伺えます。

結合翼無人機_1
その後、2013年11月にこちらの試作機カラーで登場します。

以降、パッタリと動向が消えるのですが、次に報じられたのは2017年1月です。


この機体については「構造変更を伴う改造型が開発されている」などと報じられていたものです。したがって、これら発表が正しいとすれば公開される機体はこの改良型になると考えられます。ただし、これがモックアップなのかどうかも分からず、現在は軍ではなく企業側が独自開発しているものであり採用される可能性についても不明です。
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