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自分が思っている髪の長さになかなか合わない美容院。これに関してインドでは客が求めた髪の長さにsなかったなどという理由で2000万ルピー、日本円で3000万円を賠償するというよくわからない命令が出されたと報じられています。

BBCなど海外メディアによると問題があったのはデリーにある有名ホテルチェーンが運営しているという美容院です。伝えた髪の長さにしてくれなかったり、想像した髪型と異なる感じにアレンジされたなどよくあることですが、今回はその相手を間違っていました。

実は髪を切られた女性はモデルをしており、長髪を生かして広告モデルとして仕事をもらっているとのこと。しかし、美容院はモデルが指示した長さよりも短く切ってしまい、結果としてテレビCMなどの契約が解除され損害が生じたとのこと。

この問題についてインドの消費者紛争調停委員会(NCDRC)は、この女性の訴えをすべて認めるような判断をしており、「広告契約を失い、彼女のライフスタイルも完全に変えてしまっただけではなく、最高のモデルになろうという彼女の夢が砕けた」などと説明。「彼女は不注意で自信を失うなど深刻な精神的衝撃とトラウマとなった。髪を短くきられ職まで失った」とも話しています。

問題は具体的にどのくらい髪の毛を切られてしまったのか記載がなく不明なのですが、一方でこの判断を出された美容院側は不服申し立てを行い争う姿勢を示しているとのことです。

当時モデルの女性が正確にどのくらい切るのか、どこをどう切るのか指示していたのかです。これは言った言わないという難しい問題になるのですが、それほど大切な髪をそこらのチェーン店に任せるという女性側の行動に過失は無いのか。裁判で判断されることになると考えられます。

参考