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2019年12月に中国の武漢市で発生した新型コロナウイルス。これは現在に続く世界規模のパンデミックになるのですが、その武漢で深刻化した2020年初頭に取材をしていた中国人の市民記者が実に600日ぶりに姿を表したと報じられています。

新型コロナ発生当時、中国メディアではなく中国人が西側のSNSやYoutubeなどに動画を投稿し状況を伝えるということがされていました。それを行っていたのは中国で市民記者として活動していた36歳の男性です。

この人物は陳秋実(ちん しゅうじつ)氏。人権派弁護士で2020年1月24日、新型コロナウイルス の最初に報告された中国湖北省武漢市入り情報統制がされていた武漢市の状況を伝えた数少ない人物の一人です。しかし同年2月6日に突然行方がわからなくなっていました。

そんな陳氏は2021年10月1日、Youtubeのライブ放送で姿を表したとして話題になっているそうです。実に1年半以上。600日近く全く行動が把握出来なかったのですが、一体どこで何をしていたのか。

▼陳氏(左)
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記事によると、陳氏は「この1年8ヶ月間、多くの経験をした」と話し「言えることもあるが、言えないこともある。(それが何か)みなさんは分かってくれるだろう。」と続けました。

600日間、何があったのかは詳しい記載はないのですが、明らかになっていることとして2020年2月に当局に拘束された後に家族の元には「彼が捕まった」という短ない通知だけが届いていたとのこと。
その後足取りはパッタリと途絶えるのですが、陳氏は2021年4月に香港メディアが報じた内容として1年ぶりに家族の元に帰ることができたと報じています。現在の健康状態も良いとしています。

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陳氏は2020年1月に武漢市の病院を取材してまわりその状況を伝えていました。具体的には、「病院の廊下には感染した人と思われる患者の死体が転がっている」「病室には人工呼吸器に繋がれた人が半分くらいいる」「まともな治療が受けられず死んでいく人がいる。マスクや医療資材が足らない」と訴え、中国が全く伝えない国内状況を伝えた人物としてCNNなど欧米メディアの重要な情報源になっていました。

中国では同様に新型コロナウイルスの発生を伝えた医師らが拘束されるなど人権を無視した行動と情報を隠蔽していたことが明らかになっています。しかし、その中国は冷凍食品経由で中国に新型コロナウイルスが入ってきたなどと意味不明なことを主張し始め、現在はアメリカ人が中国に新型コロナを意図的に持ち込んだなどと責任のなすりつけを行っています。

参考
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