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少子高齢化、出生率の減少、晩婚化…韓国メディアによるとその状況を作っている国民の結婚に関して20代男性の未婚率が95.5%、30代についても50.8%が未婚の状態になっていると報じています。

朝鮮日報によると2021年9月27日、韓国統計庁が発表した「2020年人口住宅総調査」として、国内における家庭内の様々な統計データを公開しました。

今回は結婚に焦点を当てた内容になるのですが、記事によると、2020年11月の時点で30代男性の未婚率は50.8%でした。この調査は2015年にも行われておりその時は44.6%となっており、6.2%も増加していたことが明らかになったとしています。一方で30代女性の未婚率は33.6%となりました。

また、20代の男性については95.5%が未婚となっており、女性も89.8%が未婚だったとしています。韓国では20代に徴兵制があるため自由な恋愛が難しいという側面も一部あると考えられるのですが、それにしても95.5%が未婚という状況については、むしろ4.5%の人はいっていどのような人が結婚しているのか、職業や収入などの調査が必要なレベルと考えられます。

記事では30代の未婚率の高くなる原因については「就職難や住宅価格の高騰。それ以外にも育児の際に必要な教育費の負担などが増えているためだ」と指摘しています。20代については特に指摘はなく、記事でもレアな存在になったという表現を用いて紹介しています。

一方日本も…

では我が国日本はどうなのか。ライフスタイルという記事によると『10代〜20代前半の男性の未婚率は90%以上。25歳〜29歳の未婚率は平均72.7%』と紹介しています。そして30代男性については30代前半で47.1%、30代後半では35%としています。

ただ、日本や韓国が特別高いというわけではなく、実は欧米でも同様の傾向が見られそれほど変わらないか、イギリスやフランスと比べるとむしろ日本は結婚率が高い場合もあります。

日本では生涯未婚率、つまり一生のうちで結婚しない人は2015年時点で実に23%(男性)。2021年時点では25%を突破していると考えられます。つまり男性は現在4人に1人が結婚しないという状況です。(参考)