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ショート動画投稿アプリTikTok。これにはその動画のジャンルをタグを付けることで関連動画を見つけやすくなっているのですが、このタグを用いてTikTokにおける旅行関連のタグを分析した結果、日本が2位に大差をつけて1位になったそうです。

これは世界的なファッションブランドであるSuperdryが委託して行った調査で、TikTokにおける旅行関連のハッシュタグを分析し、ユーザーがいったいどこの国や観光地に興味があるのか再生数から分析するというものです。

Top trending travel destinations and attractions on TikTok revealed | TravelDailyNews International

これらは魅力的な観光地が多かったり、将来行きたい国だったりすると基本的に再生数も伸びるということになるのですが、結果どうなったのでしょうか。引用するとこうなります。
  1. 日本 4億6,120万ビュー 
  2. ロシア 2億4,660万ビュー 
  3. メキシコ 2億1530万ビュー 
  4. アメリカ合衆国 1億4,630万ビュー 
  5. 中国 アジア–1億1010万ビュー 
記事では上位25カ国が出ているのですが、今回は5位のみ紹介します。このように日本は2位のロシアにから2億ビュー以上多い再生数になっており、その注目が分かります。記事によると、「日本はTikTokで最も視聴されている旅行先であることは明らかだ」と紹介。
その動画に投稿者がいったいどのような文言を載せていたのかについては「多くの動画には、西洋の旅行者向けのエチケットのヒントや、国の有名な桜の季節を楽しむためにいつ旅行するかについてのアドバイスが含まれていた」といいます。


では都市レベルで人気の旅行先はどこなのでしょうか
  1. 米国、ニューヨーク 1億1,400万ビュー 
  2. 韓国、ソウル 1億650万ビュー 
  3. アラブ首長国連邦、ドバイ 6,270万ビュー 
  4. インドネシア、ジャカルタ 3,710万ビュー 
  5. ベトナム、ホーチミン市 3260万ビュー 
このように旅行先の都市となると日本は上位にはランクインしておらず、8位に東京として1310万ビューとしてでてきます。記事では「ニューヨークはTikTokで最も人気のある都市。世界で最も訪問されている都市の1つである旅行の映像には、避けるべきツーリストトラップに関する情報と、訪問した時に試したほうが良い知られていないスポットが含まれています」とのこと。

記事ではこれ以外にも最も多く再生されているランドマークランキングがあり、一位はアラブ首長国連邦の世界で最も高いビル『ブルジュハリファ』が15億ビュー、フロリダ州のディズニーワールドが9億6530万ビューとなっています。このランドマークには日本の施設はランクインしていません。


ざっと見た感じ、やはりアメリカが全体的に強いイメージがあるのですが、意外と欧州の国々があまりランクインしていないというちょっと不思議な統計にもなりました。これはTikTokユーザーのそもそもの偏りに理由があると考えられます。

幸いなのは日本が上位にランクインしており、新型コロナウイルスが落ち着いた際は観光地がV字回復できるだけのポテンシャルがあるということを改めて期待できる結果になりました。