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現在、世界で唯一アメリカで民間企業による商業宇宙旅行が間もなく行われようとしていますが、いつものように今回も真似をしているのは中国です。最近、中国のCAS Spaceが弾道飛行を行う宇宙旅行計画を発表したと報じられています。

開発を発表したのは中国の国務院直属の中国科学院(CAS)傘下から商用スピンオフとなるCAS Spaceです。CAS Spaceは最近設立された企業で自前のロケットなども運用はしていないそうなのですが、そんな企業が2024年を目処に観光客を宇宙に届けるサービスを行いたいと発表しました。

どこかでみたアレ

ここ数年、中国でよく見かけるのはアメリカに対して敵対視する一方で、アメリカのデザインはパクるというよくわからない行動です。言動不一致のように見えるのですが、軍事技術をはじめ様々なものがアメリカのパクりとなっているのは見た目からも明らかになっています。

では今回の宇宙旅行はどうなのでしょうか。

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この写真を見ただけで宇宙に詳しい方からすると脊髄反射レベルでツッコミが入りそうなのですが、まず、先端の宇宙船部分について見ていきましょう。

まずこの宇宙船についてはスペースXのクルードラゴンのパクリです。ちなみに黒いボコっとしたところにはスーパードラコと呼ばれている緊急脱出用のロケットモーターが搭載されており、中国はこのデザインを丸パクリしています。
このような構造を持っているのは過去にスペースXのクルードラゴン以外していません。
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そしてデカデカと謎の中国旗の周囲には窓が付いているのですが、これはブルー・オリジンのニューシェパードに搭載されている巨大な窓からヒントを得ているようです。
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ロケット部分についてはどうなのか。まず打ち上げの構想そのものがブルー・オリジンのニューシェパード打ち上げシステムのパクリとなっています。ロケット本体についてはスペースXのファルコン9シリーズのような安定翼を搭載し着陸の際の姿勢安定に使用するようです。

ちなみに着陸は足を出すのでなく、ロケットを発射台と考えられる施設で空中キャッチするという方法になっています。しかし、これ自体がスペースXの次世代ロケットと同じものとなっています。

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エンジンについては公式発表によるとニューシェパードのように1基ではなく5基搭載しており、ケロシンと液体酸素を燃焼する無難な構成になっています。宇宙船については3つのパラシュートを展開し地上に着陸します。

ちなみに今回パクりを連呼していますが、アメリカ人からもパクりだという指摘が相次いでいるということはここに紹介しておいきます。

CAS Spaceの計画

同社の計画としては2022年に詳細を発表し2023年に弾道飛行を実施、2024年には弾道宇宙旅行を行うという計画です。一方で同じ構想のブルー・オリジンについては先日ジェフベゾスら3人が弾道飛行を行っています。ブルー・オリジンは実に6年という歳月と14回もの試験飛行を行い安全性を確保した上で行いました。

仮に中国でこのような民間宇宙旅行が行われた場合、アメリカのそれよりも安価に設定することはほぼ確実なのですが、当然打ち上げ失敗に関わる保証という面では天と地ほど差があると考えられます。一歩街が言えば命を落とす旅行にアメリカの技術で飛び立つのか、それとも中国の技術で飛び立つかは利用者次第ということになりそうです。
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