コネチカット_1

海外の複数メディアによると、アメリカのシーウルフ級原子力潜水艦コネチカットが水中でなにかに竈突し、乗組員らが負傷、船体も負傷する事故があったと報じられています。(画像は参考資料)

海軍当局者の発表によると、アメリカ時間2021年10月2日、インド太平洋地域を潜航中に何らかの物体に衝突し11人の乗組員が負傷したと発表しました。

Officials: 11 sailors injured after USS Connecticut submarine ‘struck an object’ underwater earlier this month

記事によると海軍の発表として潜水艦が何と衝突したのかは明らかにしていません。ただ、これは具体的に何と衝突したのか機密上語れないといい、この情報も匿名のものだったとしています。ただし、事故発生当時前方に陸地や海山などの障害物は無かったとしています。また合わせて、事故が何らかの攻撃を受けた可能性や別の船舶に衝突したということも無いとしています。

負傷した乗組員については打撲や切り傷程度で、例えば緊急搬送が必要なレベルの怪我は負っていないとしています。ただし中程度の負傷は2名が報告されています。

シーウルフ級原子力潜水艦 2番艦コネチカットは現在安全に航行中であり2021年10月8日にグアムに帰港するとしています。

コネチカット

シーウルフ級原子力潜水艦コネチカットは1998年に就役した攻撃型原子力潜水艦で全長は107m。乗組員は合計で110名程度です。兵装は魚雷のみで、原子力潜水艦というと想像してしまうような弾道ミサイルは搭載しておらず、通常の潜水艦の動力を原子力推進に置き換えたような船になっています。

コネチカットに関す面白い話としては、2003年北極海に出向いた際に現れたホッキョクグマが方向蛇にかじりつくという被害が出ていた他、2021年には潜水艦内部にトコジラミという人間などの血を吸う吸血中が繁殖するという被害がでていました。