新型コロナウイルスについては感染したとしても「風邪程度」「咳き込む程度」という認識はどこかにあると思うのですが、もし炭水化物などをほとんど食べれなくなる糖尿病を患う可能性があるとしたらどうでしょうか。今回はアメリカでコロナに感染したことで糖尿病を患うケースが多く確認されている内容を紹介していきます。
米スタンフォード大学の微生物学者であるピーター・ジャクソン教授のところには、新型コロナウイルス感染症から回復した後、別の問題に悩み始めた人たちから毎日のようにメールが寄せられている。新型コロナウイルスに感染した場合、その後遺症があることは知られていますが、それは記憶力の低下や嗅覚などが多くいわれています。しかし、もしかしたらアタナの体の中では重い病を引き起こしている可能性があります。
つい先日来たメールでは、2人の子どもを持つ30代の母親が、今では日々、糖尿病の薬を何種類も服用していると訴えていた。新型コロナウイルスに感染する前には、糖尿病のリスクはなかったにもかかわらずだ。
NATIONAL GEOGRAPHIC
糖尿病といえば炭水化物など糖質を異常なレベルな食生活でとり続けた結果、もしくは生まれつき患うケースがあります。しかし、新型コロナウイルスに感染することで膵臓を破壊され結果的に糖尿病を患ったというケースがアメリカでは報告されています。
ではなぜ新型コロナウイルスに感染すると糖尿病になるのか。
膵臓の細胞を破壊する?新型コロナウイルス
新型コロナウイルスなどウイルスは他の細胞に入り込むことでその増殖していくというのは既にご存知かと思いますが、このゴミのようなウイルスはなんと人の膵臓の細胞にも入り込り、血糖値を抑え込むインスリンを生み出す極めて重要な細胞に感染し破壊されるのではないか?というものです。つまりインスリンが体内で作られない、出にくいというのは糖尿病と同じ状態になるというものです。なんとその数が異常なものになっており、アメリカでは2020年に10万人が新たに糖尿病と診断されているといいます。これは通常の糖尿病にプラスして新型コロナウイルスによる糖尿病患者も一定数含まれると考えられます。
研究者によると、新型コロナウイルスに感染した場合その時は糖尿病となる高血糖値を示していなくても、膵臓の臓器が破壊されている可能性がありそれが何年かしたあとに糖尿病を患うケースがでてくるのではないかと指摘しています。
本当に感染で糖尿病になるのか?
問題なのは本当に新型コロナウイルスが原因で糖尿病にかかるのかです。実はそう言い切れないケースもあるといい、確かに感染したことで一時的に血糖値が高くなり糖尿病状態になる人がいるものの、その後は回復して治療は必要なくなるケースがあることです。そのため、現在意見は分かれているところであり、仮に糖尿病を患ってしまった患者はそもそも糖尿病を患うリスクが高かった人であり、そのような人が新型コロナウイルスで細胞を破壊することでしきい値を超えて糖尿病になってしまったというものです。
日本では新型コロナウイルスと糖尿病というキーワードはほとんど報じられていないとこであり、それほど多いケースではないと思われます。ただ、特に生活習慣病を患っているなど高リスクな人は感染しないことが求められるところです。もちろん、そうではない健康な人も副反応などが辛いところではありますが、ワクチンの接種をすることで糖尿病以外の様々な病気の発症のリスクを大幅に抑えられると考えれるます。