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新型コロナウイルスを気にWHOという組織に感じる『何か』についてはあえて語りませんが今回はそんなWHOネタです。WHOはこれまで3回目のブースター接種は必要ないなどとく返してきたものの、なんと中国製のワクチンについては3回目を接種しろなどと言い始めたと報じられています。

ロイター通信によると今月11日、WHOの予防接種関連の諮問グループが追加のワクチ接種提案したと報じています。WHOはこれまで3回目の追加接種は発展途上国の供給が遅れるなどと、西側のワクチン利己主義だと反論していました。
この3回目についてはイスラエルなど2回接種したもののその後爆発的な感染拡大が広がったことでワクチンの効果が薄れていると判断されていたものです。しかしWHOは「利己主義だ」などと主張しやめるよう意味不明な勧告をしていました。

しかしここにきてWHOは「免疫反応を誘発する能力とワクチン接種者のウイルス感染(いわゆるブレイクスルー感染)関連資料に基づく」などとし3回目の接種を言い出したといいます。これは当初からアメリカやイスラエルが指摘しているものであり今になってからそれを言い始めたということになります。

しかし、WHOは3回目の接種が必要なのは中国が開発したという新型コロナウイルス、シノファームとシノバックに限定し、60歳以上でかつ2回の接種から1~3ヶ月後の追加接種が必要だとしています。WHOによるとこの2つのワクチンについては西側が開発したそれよりも効果が大きく低下することが分かったためだとしています。


▼イスラエルの感染状況 同国では2021年4月時点で国民の5割以上が2回目の接種を終えていたものの8月頃には過去最大の感染者数を出してしまった。ちなみに現在2回以上の接種者割合は日本の方が高い(60%後半)
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これまでの報告からファイザーやモデルナ、アストラゼネカでも同様にある程度期間が過ぎるとその効果が薄れてくることがイスラエルの感染状況をみても明らかです。しかし、なぜ今回中国製に限ってそのようなこと言っているのかは明らかになっていません。