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食品売場に行くと当たり前のように売っている鶏卵。様々な食材で使われているため、極めて需要が多い食材の一つになるのですが、まわりの殻が白いモノと茶色いものがありますよね。ではこの2つ、一体何が原因でそうなっているのかご存知でしょうか?

スーパーに行って卵のコーナーを見ると大抵は白い卵と茶色い卵がそれぞれ置いてあり、同じ個数でも茶色い卵の方がわずかに値段が高くなっています。なんとなく「茶色い卵の方が白い卵より栄養が多い」と考えている人も多いかもしれませんが、実際は卵の色と栄養はほとんど関係ないと海外ニュースサイトのInverseが解説しています。

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これは海外メディアがノースカロライナ州立大学の研究者が解説しているもので説得力がある内容になっています。今回のテーマは鶏卵の『殻の色』による違いについてです。つまり双方に殻以外に何らかの違いがあるのか無いのかという内容になります。

まず、殻の色に関しては極めて単純で、『産卵前にめんどりが卵の表面に色素を沈着させる分泌物を出すか出さないか』であり、例えばよくいわれる「鶏が食べたエサが違うからだ」というのは正しくないとしていとしています。
そのため双方が同じ環境で生んだ卵であれば栄養価に差は生じていないとしています。

ただ、世の中には「茶色の卵の方が栄養が豊富だ」と信じている人がいます。私もその一人なのですが、研究者よるとまず白色の殻の卵は『地中海沿岸部を原産とするミノルカなどの品種』、茶色は『アジアやアメリカの品種は茶色の卵を産む』という傾向があるといいます。

また飼育環境という差があり特に白色の卵を生む品種は過去鶏が狭い環境、つまり鶏にするとあまりよろしくない環境で育っていることが続けられていた一方、茶色の卵は自由に歩き回れる環境で飼育されていたり、場合によっては有機養鶏場で飼育されているなど良い環境で生んでいるケースも多いとのこと。
そのため茶色の卵のパッケージにはそのような『表記』が多く記載されていることから必然的に「茶色の卵は白い卵より良い」と刷り込まれた可能性があるとのこと。


また農家側の負担も異なっているといい、白い卵より茶色の卵を生む個体を育てる場合白い卵を生む品種は体が大きいらしく5~10%ほど飼料が多くなるのは事実とのこと。また環境維持でもコストが高くなるためパックあたりの値段も高くなるとのこと。
そのため、栄養素に関しては白い卵も茶色い卵も変わらないものの、抗生物質を含まない有機卵を好む場合やそのような苦労で農家さんを応援したい場合は、色ではなく値段で判断するとわかりやすいとしています。
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