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ありとあらゆる製品に使われるプラスチック。現代文明はこのプラスチックの誕生により暮らしが一変したと言っても過言はないと思われるのですが、今回はニューヨーク大学がこのプラスチックの成分であるフタル酸エステル類が原因で年間10万人前後が死亡している可能性があるというお話です。

ニューヨーク大学のグロスマン医学部が行った研究によると、5歳から64歳までの約5,000人の成人を対象に研究した結果、尿中のフタル酸エステル濃度が高い人は心臓病で死亡する可能性も高いがわかったとしています。

Widely Used Chemical Linked to 100,000 American Deaths Every Year, Study Finds

フタル酸エステルとはおもちゃ、衣類、シャンプーなどの何百もの製品に含まれているプラスチックの化学物質らしく、これまでもこの成分が肥満や糖尿病、心臓病に関連してるという報告がいくつか出ているとしています。

今回の研究でもやはり同様の傾向があったといい、研究者によると「私たちの調査結果は、フタル酸エステル類の曝露の増加は、特に心臓病による早期死亡に関連していることを明らかにしています」と筆頭著者であるレオナルド・トラサンデは述べています。
また「これまで、化学物質が心臓病に関連していることが理解されており、心臓病がその主な死因であると理解していましたが化学物質が死に結び付けてられてはいなかった」とのこと。


ただ、今回の研究では確実に『フタル酸エステル類の暴露と死亡』の直接的な因果関係は確立されていないと警告しています。これは、関係の特定と生物学的メカニズムが未だに不明なためです。一方で研究者は「有毒なフタル酸エステルへの曝露を制限することがアメリカ人の身体的および経済的幸福を保護するのに役立つことは間違いない」とも説明しています。

プラスチックについては様々なスマホから飲料水のボトル、パッケージなど製品に使われており現代生活ではこれ無しの生活は不可能です。仮にそれを気にするのであれば、直接それが体内に入るような例えばペットボトルの飲料水は極力さけ、紙パックや缶入りのものを飲むなどの対策が必要になってきます。
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