F-35_1

韓国でも配備が始まっているF-35A。一方、これに関して韓国メデイアが導入されて以降、機銃の弾が購入された実績がなく、射撃試験すらも行われたことがないと報じられています。

韓国メディア朝鮮日報は、2018年に韓国軍に配備されたF-35A初号機以降、40機が配備されているものの現在まで25mm機銃の弾が購入された実績が無かったと報じています。

[2021국감] F-35A 도입 후 '기관포 실탄' 도입 안돼 사격 불가 - 파이낸셜뉴스

これは保守系最大野党「国民の力」所属で元韓国軍出身であるシン・ウォンシク議員が防衛事業庁および韓国空軍から受け取った資料から分かったもので、2015年12月に米国とF35A戦闘機の25ミリ機関砲弾薬の購入契約は結んでいたといいます。しかし、その弾は実弾ではなく訓練の模擬弾だったというものです。

この発表に関して防事庁側は「当時は契約は韓国空軍が実弾を使えるのかどうかアメリカ側が認証してないためだ」と理由をあげ「訓練弾から契約を進めた」という説明をしているそうです。これに対して資料を求めた議員は「その認証は2018年末に既に出ている」と反論しています。

その後、防事庁は米軍側に実弾購入の意思を打診していたことが明らかになったものの、当時は実際に配備される時期がいつになるかはよくわからない状態だったとしています。

問題はそれだけではなく、模擬弾の訓練にもあるといいます。韓国側が購入した模擬弾は5万5000発あまりになるのですが、配備されたのは2020年5月でした。しかし、現在も訓練が行われたという資料がみつかっていないらしく、模擬弾の消費量は現在もゼロの状態だと韓国軍側が明らかにしています。


親北文在寅政権の判断か

実弾の購入などの問題はF-35が抱えている問題も含まれる可能性が高いのですが、背景には北朝鮮に忖度するムン・ジェイン政権の判断とも考えれます。これはその対応を見てもわかると記事では記載されており、例えば、F-35の就任式でも防衛事業庁長・空軍参謀総長が参加してなかったといい、このような対応がF-35では続いていたそうです。

今回資料を取り寄せた韓国の国会議員も「(文政権が)北朝鮮の脅迫を意識したせいか」という言葉をつかい「実弾の補給すら当てもなく遅れている戦闘機を見て、韓国はどう感じるだろうか」と批判しているとのことです。

その一方で韓国では潜水艦の弾道ミサイル発射は空母の保有計画が進んでいるという状況が続いており、その矛先はどやら北朝鮮ではない可能性があります。
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