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PHoto:MIKI Yoshihito
最近謎の馬ゲームが流行っていることあり「お馬さんに乗りたい」という人も多いはず。しかし、この乗馬に関して海外ではバイクによる負傷を負う確率が3倍ほど高いという数値を発表しました。

この謎のデータはアメリカの国立外傷データバンクから明らかになったもので、過去10年間に乗馬中に発生した事故で病院にGoToした人の数から導き出したものです。

Horse Riding More Dangerous Than Skiis And Motorcycles, Injury Data Reveal

それによると、オートバイの事故で病院に運ばれた人は1,000時間の乗車ごとに約0.14人の負傷率だったと言います。一方で馬者は1,000時間ごとに0.49人の負傷者がでていたとのこと。つまり、明らかに乗馬における負傷率が高かったとしています。

ちなみに乗馬中に負傷した人の約37%は胸部(胸部と背中上部)への外傷だったといい、特に胸部が最も負傷している部分になっているとのこと。また25%ほどが四肢の損傷、20%ほどが頭の怪我としています。また全体の4%が特に深刻な負傷だったとのこと。

その他のデータとしては大半が入院するような怪我ではなかったものの7%がリハビリが必要な怪我でした。そして2006年~2017年の合計として25,000人が負傷しており、うち320人が死亡しているとしています。

アメリカでは近年脳震盪や脳損傷を防ぐという目的から『乗馬スポーツ』ではプロテクターの使用が進められるなど注意がはらわれていといいます。しかし、遊びで馬に乗る場合や仕事で馬に乗る人は例外であり、ほとんどキャンペーンが行われていないと記載されています。

馬といえば当然生き物なのでバイクや車のような確実な操作ということができません。そしてバイクよりもスピードは出ないものの高さがあるため落下により負傷する恐れが高いということになります。いずれにしても、ある意味で動物相手であるため訴訟大国でもあるアメリカではプロテクターなどは最低限必要になると考えられます。