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最近流行りの素人によるインターネットのライブ配信。これは一般人が顔出しするような形で例えばYoutubeなどでは動画をライブ配信が行われています。中国でも同じようなプラットフォームはあるのですが、先日とある配信者に対して自らが用意した農薬を飲むようコメントがあり、配信者が何故か本当に飲んでしまい死亡するというよくわからない事件があったと報じられています。

2021年10月17日、中国メディアの観察者網によると、インターネットのライブ配信をしていた女性が農薬を飲んで自殺を図り、その後死亡した。遺族はライブ配信中に「早く飲め」とあおり立てた視聴者の法的責任を追及する姿勢を示している。

Record China
記事によると、トラブルがあったのは2021年10月15日。死亡したのは身だしなみ整えた謎の女性配信者で、当時ネット上でライブ配信を行っていたとのこと。

しかしこの女性は手元に農薬(除草剤?)を片手にライブ配信を行うというよくわからないことを行っていたといいます。するとその配信を見ていた視聴者から「早く農薬を飲め」などとコメントが相次いだと言います。

この女性に関しては「長期に渡りうつ病を患い、2カ月余り入院していた」という動画を何故か投稿していたらしく、「みんなに見てもらうために私は楽しそうにしていた。でも最近はもう本当に限界だった」などと話していたといいます。しかし、そのような状態にもかかわらず女性がわざわざ動画を撮影しネット上に投稿したのかは不明です。

その後もこの女性は配信をやめようとはせず、当日は身だしなみも整えてライブ配信を行うという、よくわからない行動にでていたということになります。結果、女性自身が自らの判断で農薬を飲むということを行い死亡しました。

相次ぐネット配信者の異常な行動

この事件については遺族側は煽り立てた視聴者に対して法的措置を検討しているとしてるのですが、問題なのは、そもそもなぜこの女性がペットボトルに農薬を入れ、それを手元に置き、見せつけるようなライブ配信を行っていたのかという点です。

当然中国の法律では厳しく規制されていると考えられます。配信しているプラットフォーム側も自殺配信のようなものは禁止しており、配信がそれを破り行っていたことは明白です。ちなみに女性は農薬を飲んだ後に「全部飲みました」などと話していたとのこと。

この手のネット配信に共通していることは単に自分を見てほしい、再生してほしい、注目を集めたい、カワイイと言ってもらいたい、ちやほやされたい、などという単純な欲求から犯罪に抵触することを堂々と行うという問題行為です。当然それを煽った視聴者が悪いものの、配信者がその反応と結果を予想・期待して行っているのは間違いありません。このようなプラットフォームから排除されるレベルの異常な配信者の過激かつ問題のある行為についてはこれまでも日本でも複数確認されています。

結局のところ配信者本人が『煽りが発生する場』を作ったのは事実であり、そもそも飲む目的でそれを準備し、状況を作り、手元に置いておいたということであれば、誰に過失があったのかは既に明白です。
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