LGBTQIA+

LGBTという言葉は新聞やメディアで多く取り上げあられるようになりましたが、これはいわゆる性的指向(性的嗜好ではない)という、好きになる性だったり体と心の性が不一致という方を指す言葉として使わえていました。しかし現在は『QIA+』という文字が追加されているといいます。いったいこれは何なのでしょうか。

10月は、米国ではLGBT歴史月間だ。あるいは、LGBTQ歴史月間だという人、いやLGBTQIA+歴史月間だという人もいるかもしれない。

 レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア、クエスチョニング、インターセックス、アセクシャルなど、コミュニティーを表す言葉はとても幅広い。多様な性自認やジェンダー表現に対する理解、認識、受容が進むにつれて、コミュニティーの頭文字を並べた言葉(アクロニム)も長くなってきた。

NATIONAL GEOGRAPHIC
LGBTQIA+…国民の99%が一体何なのか知らないということは確実に言えると思うのですが、今回はナショナルジオグラフィックから具体的にいったいどのようなものなのか紹介していきます。

LGBTについてはもともとLGB、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、つまり『L女性の同性愛、G男性の同性愛、B両性愛者』となっていたものの、そこにTというトランスジェンダーという、心とからだの性が一致していない人が含まれるようになりました。

では次のQはどのようなものなのか。Qはクィアで、要するに自身が『LTGT』に含まれる可能性があるものの、それが定まっていない、意図的に定めていない状態を指します。

次は+です。この+は『多様な性自認を表すもの』Iは『インターセックス:性染色体、外性器を含めた生殖器、その他の性徴などに男女の特徴が混在している』です。
そしてAは何なのか、Aは『アセクシャル、他者に性的に興味関心を抱かない人』になります。

既に多くの方が不自然な印象を持っていると思うのですが、最初にLGBから始まったものが現在は従来のものとはかけ離れた性表現まで含まれるようになったことで、学会でも当然批判的な意見もでているといいます。当然これは元々LGBTで活動していた人からすると次々に追加されることについては「ちょっとまった!」という意見もでている可能性もあります。

当然、これに関しては米国立衛生研究所(NIH)をはじめとする学術機関や政府機関も危惧しているものであり、LGBTQIA+という表現ではなく包括的な表現を目指して「ジェンダー・セクシャル・マイノリティー」という言葉を用いているとのことです。


私達に人間はあくまで見た目の体は基本的には男女どちらかの体で生まれていきます。これも不思議なことなのですが、実際に心と身体の性が全く一致していないつまりTという方がいるなど、男なのに女の体として生きていかなければならないなど想像するにかなりの苦痛を伴っていることが考えられます。そのように見た目では分からない部分が公にできる時代に入ったことは同じ人としてよかったのではないかと思われます。