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航空宇宙大手、アメリカのロッキード・マーティンは他社と協力して2027年までに地球軌道上に独自の商用宇宙ステーション『スターラブ』を建設するパートナーシップを締結したと発表しました。

海外メディアによると、このスターラブはロッキードマーティン、ナノラックス、ボイジャースペースの3社により展開されるもので、アメリカ政府及び民間企業がそれぞれ利用できるプラットフォームになると説明しています。

Lockheed Martin plans to build Starlab commercial space station by 2027

スターラブは2030年に引退する国際宇宙ステーションの代替施設としてアメリカではNASAが「商用地球低軌道開発」(CLD)として2021年7月に商用宇宙ステーションの初期研究に関する基金を2~4の事業者に対して提供すると発表。CLDによりNASAから2022年から2025年度に合計で4億ドルが提供されるというものです。つまりCLD事業として提案されたのがこのスターラブということになります。

スターラブの目的は微小重力という地球上では再現が難しい環境での研究、例えば薬や植物、宇宙飛行士の研究などが行える他、民間による観光なども行えるようになるとしています。



スターラブについてはその開発はスターラブが中心となり開発するとしており、運営はボイジャースペースが担当、ロッキード・マーティンはその技術力で、打ち上げや建造を担当します。

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スターラブのスペックとしては金属製のドッキングポートを搭載しており、容量は340立法メートル。写真でも確認できるように研究・居住スペースは非金属製の拡張タイプのモジュールとなっています。ソーラーパネルは4基搭載しており最大で60kWを電力を生産します。またロボットアームなども搭載しており、国際宇宙ステーションを一つのモジュールに収めたような設計になっています。
特に記載はないものの、例えば他のモジュールも接続して拡張するようなことはできるようになっていると考えられます。ただ、先端部分は人を載せた宇宙船とのドッキングポートになっており、基本的にはこのままの構成で運用されるものと考えられます。
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