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アメリカで開発が進められてるボーイングの宇宙船『スターライナー』。これはNASAとの契約し開発されたものになるのですが、2回目の無人打ち上げに関して打ち上げが延期され続けていることについて、事故原因は湿度で故障した可能性があると報じられています。

Ars Technicaによると、今年7月末に打ち上げが予定され延期、更に8月初旬に打ち上げが予定されていたものの再度延期となり、既に年を越す予想がでているスターライナー宇宙船の無人軌道飛行試験「OFT-2」。これは前回失敗した打ち上げの2回目の無人打ち上げで、次の有人打ち上げに向けた試験という重要なものになります。

ただ、現在も打ち上げが行われていないことについてはスケジュールの問題もあるとされているのですが、根本的な事故原因はいったいどこにあったのかまではこれまで報じられることはありませんでした。

今回明らかになったこととして、NASAとボーイングは共同発表として8月に行おうとして打ち上げが実施できなかった理由について、2つの燃料バルブが故障したという理由だったと明らかにしました。具体的には、燃料バルブがテスト中に開く事ができなかったという、打ち上げ失敗に繋がる重要なトラブルになります。

Boeing Says Oops, Its Multibillion Dollar Spacecraft Can’t Handle Humidity

一体何が原因だったのか、ボーイングの商業乗務員業務のマネージャーであるジョン・ボルマー氏このバルブが故障するような兆候はこれまでなかったという趣旨の説明をしていました。

一方でArs Technicaによるとボーイングの有人宇宙船打ち上げを担当するチーフエンジニアによると記者会見で湿度に問題があった可能性を指摘しました。
発言によると、スターライナーは燃料を注入してから46日間のいつ湿気が入ったのかは不明で、8月時点で結露が生じていたと話しており、この湿度が酸化剤などと反応してバルブを腐食させた可能性があると説明してます。

このことはNASAやボーイングも既に認識しているといい、同条件で腐食が発生するのか再現テストを行うとしています。

問題はいくつかあるのですが、まず過去にアメリカの有人宇宙船開発を支えてきたあのボーイングがあろうことかフロリダ州の気候にすら耐えられない設計をしてしまったという点。それが湿度単純なものだったという点です。



そしてボーイングの開発が非常に遅れ、1回目の無人打ち上げでは8つのエンジンが壊れるなど欠陥だらけの宇宙船だったという問題です。一方で同じ契約の元スペースXは有人打ち上げを既に複数回行っており、設計や技術力の差を見せつけられているという状況になっています。

スターライナーについては宇宙船開発が遅れに遅れており、仮に来年に無人打ち上げが成功したとしても有人打ち上げは早くても年末くらいになると考えられ、2022年後半にもそれができれば良いほうだという見通しになっていると考えられます。
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