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アメリカの民間宇宙開発企業スペースX。みなさんも一度は耳にしたことはあると思うのですが、このスペースXが運用を目指す超巨大ロケットと宇宙船に関して、これまでのロケットを変える革新的なものになる可能性があると報じられています。

スペースXとは何者なのかというと、アメリカの電気自動車やPayPalで有名なイーロン・マスク氏が設立した民間宇宙開発企業です。同様の民間宇宙開発企業は世界中に存在しているものの、その中で一線を画する飛び抜けた技術力の実績があるのはスペースXです。

現在スペースシャトル以降途絶えていた宇宙飛行士を打ち上げることができるクルードラゴンを運用している他、ファルコン9という世界で唯一再使用可能なロケットを運用していること、ファルコン・ヘビーという世界最大の打ち上げ能力のあるロケットを運用しること、そして現在これを超えるスターシップという再使用可能な超大型ロケットを運用しようとしている点です。

▽スターシップ試験機による高高度打ち上げ試験


これに関してNASA、ジェット推進研究所のCaseyHandmerという人物はこのスターシップの存在に関してかなり高評価を下していると報じられています。

彼によると、スターシップは2年前はモックアップ程度のものだったものの「現在は95%ほど完成した超野心的なロケットであり、まもなく宇宙に飛び立つだろう」という内容を投稿しているとのこと。現在
、当局からの打ち上げ承認待ちになっているものの、これが降りれば来月初旬にもスターシップの宇宙への飛行が行われると説明しています。

スターシップに注目している理由

スペースXが現在開発しているスターシップは上部の宇宙船部分となるスターシップと下側のブースターとなるスーパーヘビーの2段式になります。組み立てたときの高さはなんと120mです。

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今後行われる試験ではアメリカのテキサス州にあるボカチカにある「スターベース」から東側、つまり大西洋の方向に打ち上げられス―パーヘビーは大西洋上に模擬着陸を実施。上段のスターシップはそのまま宇宙を飛行し、約90分後にハワイ沖に着水を試みます。

Handmerはスターシップは非常に重要なロケットになると記しており、特に大量生産が可能なロケットになっており、迅速に再使用が可能な点などスターシップはこれまで開発されたどのロケットよりも全く異なるレベルになると指摘しています。(つまり従来のような高コストで打ち上げまで時間がかかるロケットではないと説明している)

現在スターシップはアメリカが開発を目指す月面着陸の着陸船にも選定されています。そのため、「この驚異的な能力を活かせば、月面に1000人レベルの基地も作れるだろう」「まぁ、それはできないだろうが、私達(NASA)がやろうと思えばやれる」と真面目に話しているとのこと。

また、彼は「NASAは1958年の設立以来、最大のチャンスが与えられている」と主張している他にも、「スターシップはこれまでの宇宙探査に構造的変化をもたらす可能性がある」という趣旨の説明をしています。
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