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子供の好物といえば甘いジュース。様々な種類のジュースが販売されているのですが、これに関してベルギーの研究チームは、清涼飲料水を飲んだ子供とそうでない子供のテスト点数に大きな差があったと発表しています。

ベルギーのルーヴェン大学の応用経済学者らが行った研究によると、砂糖入り飲料つまりコーラやポカリスエットなどの清涼飲料水に関して、少なくとも脳が大人よりも高い割合でエネルギーを消費する子供は、ブドウ糖への反応に重要な性差があることを示唆する結果が得られたと発表しました。

The Surprising Difference Sugary Drinks Have on Preschoolers' Test Scores

この研究は清涼飲料水が子供の成績に影響を与えているという研究としては初めて調査されたものだとしています。

研究では就学前の男児に関して、清涼飲料水を飲んだ結果、テストの点数が大きく下がる事がわかったとしています。ただ、女児については逆に清涼飲料水を飲んだことでテストの点数が上がっていたといいます。

研究者はこの結果について「清涼飲料水は学校で広く販売されており、低所得世帯の子どもそして男子の消費量が多いことから、授業中のパフォーマンスに影響を与えている可能性がある」としています。
また、研究者は経済的に恵まれないグループが学校での成績が悪い理由がこの清涼飲料水にあるのではないかとみており、少なくともその一部は部分的に説明できるのではないかと主張しています。ちなみに研究者によると、彼らは同じ年代でも最も清涼飲料水を飲む層だと指摘しています。

この研究ついては462人の就学前の子供で研究が進められたもので、半数に35グラムの砂糖を含むレモン風味の清涼飲料、残りの半分には比較するため「砂糖ゼロ」の甘さのみ感じる人工甘味飲料が与えられました。 

研究者によると、なぜ清涼飲料水などの甘い飲み物が子供の点数を下げる理由についてはわからないとしています。清涼飲料水を飲んだ子供は1時間はリラックした行動を見せていたものの、それ以降は逆に落ち着きがないように見えたといい、この落ち着きの無さが勉強などの気を散らす理由になっているのではないかと主張しています。

清涼飲料水に関しては通常の食事よりも血糖値を急上昇させるようなものになるのですが、なぜこのような子供の学習に影響を与えているのかについては、さらなる研究が必要だと説明しています。



また、今年南カリフォルニア大学が行った研究では、ラットを用いた実験で清涼飲料水レベルの甘い飲み物を摂取するとParabacteroidesという腸内細菌が増加し脳の海馬に影響を与えるという内容を発表しています。これに関しては、これまでのことは覚えているものの、新しいことが覚えられないなどの障害が出ていたというもので「幼少期から砂糖を摂取し、腸内のParabacteroidesが増加した場合、成人してから記憶機能に悪影響が出る」可能性があるという内容を発表していました。
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