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2020年代にも再び有人月面着陸を実施することになったNASA。これに関してその着陸船開発に不採用になったのはブルー・オリジンら数社の機体案です。このことを受けてNASAを訴えたものの、当然棄却となったと報じられています。

NASAは2024年中に人類を再び月に戻すとして計画しているのですが、その着陸船開発については3つのチームが開発するとしていました。一つが採用されたスペースX。もう一つがダイネティクス、そしてNASAを訴えたブルー・オリジンです。

ブルー・オリジンチームにはロッキード・マーティンなどが参画しているナショナルチームとなっており、構図的には最有力候補となっていたのですが、結果的にスペースXが採用され、不採用となりました。

Blue Origin loses lawsuit against federal government over NASA’s human lunar lander contracts - The Verge

その後、ブルー・オリジンはこの審査が不当だとゴネ始め、2021年8月13日、NASAを連邦請求裁判所に提訴していました。しかし、11月4日に申し立てを棄却されたと通知を受け取り、詳細はまだ明らかになっていないものの、ブルー・オリジンの創業者であるベゾス氏は裁判所の判断を尊重し上訴の意思がないとも説明されています。

この問題については当初月面着陸機の開発は3社のうち2つを選定するとしていたものの、予算などの都合もありスペース一択ということになり、結果的に訴えられることになりました。

▼左から採用されたスペースX案、ダイネティクス案、ブルー・オリジン案
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なぜNASAが超巨大な月面着陸船となるスペースX案を採用したのかについてもよくわかっていないのですが、その理由の一つとして、NASAとスペースXの関係がこれまで非常に長く続いてきたことと、有人宇宙船打ち上げなどで既に高い実績があるなど、信頼性と技術面が高く評価された可能性が伺えます。

またスペースXが開発してる世界最大規模の高い打ち上げ能力のある宇宙船とその月面輸送能力も買われたこと、開発の一部をスペースXが肩代わりするとも説明されており、実質スペースX以外の候補はNASAが求める将来性なども考えると魅力がほぼなかったということに尽きるかもしれません。
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