中国から国内で消費するほぼすべての尿素を輸入していたものの、現在輸出が制限され国内に入ってこないという混乱が生じています。尿素は民間では主にディーゼルエンジンを使用する車両に使用されているものになり、これがなくなればトラックといった物流を支えるトラックが使用不能になるという問題が発生します。

そのような国の血液循環に必要なモノになるのですが、これが中国国内の事情により規制されました。一方でこれに対して文在寅大統領は「中国と交渉する」「心配しなくていい」などと繰り返すのみで中国には目立った抗議していないといいます。これはかつて日本ががフッ化水素などを輸出制限した時とは正反対だといいます。

当時ムン・ジェイン大統領は日本に対して何をしたのか、与党は一丸になって日本批判を展開。日韓軍事情報包括保護協定（GSOMIA）の廃棄するなどの行動にでたのですが、今回中国に対してはだんまりを貫いています。

これにはいくつか理由があるのですが、まず韓国には潜在的に反日感情があることと、反日感情を高めることで与党の支持を上げるというものです。ただ、今回の尿素に関しては、日本の規制とは異なっており、あくまで中国で不足していることから結果的に輸出制限が行われたという背景があることは理解する必要があります。

そして、尿素輸入に関しても10月時点で不足することが界隈から懸念されたもののムン・ジェイン大統領は対応をしていませんでした。つまり自身の判断の誤りが招いたことであり、今後実施される選挙結果にダメージを及ぼす可能性が高く「批判すること＝自分の誤り」を認めることにも繋がるためできないということになります。

いずれにしても、対応が遅れたことは明白でありその結果は次の選挙などで突きつけられることになると考えられます。

参考