image20

韓国の複数メディアによると、市民団体が調査し韓国国内メーカーが市販している製品を調査した結果、半数から過フッ化化合物(PFAS)などの物質が検出されたと報じられています。

この調査は韓国の市民団体『環境運動連合』及び『発がん物質のない社会づくり国民行動』が協同で行ったもので、労働環境健康研究所にサンプルを提出しその結果を発表したものになります。結果、韓国国内のメーカーが販売している20製品のうち10製品で何らかの1つ以上の有害物質が見つかったとしています。

"국내판매 화장품 10개 인체유해 우려 성분 검출…기준 필요" | 연합뉴스

具体的には例えば過フッ化化合物(PFAS)という物質という成分がかなり微量ながら検出されているものがあるのですが、このPFASは身近なものではフライパンのコーティングとして使われているもので、体内に蓄積された場合は発がん性があるというものです。ただ検出された濃度が化粧品1gに対して4~100ナノグラム、1ナノグラムは1億分の1グラムという量であり、極めて微量なものになっている点に注意が必要です。

image19

調査された20の製品はいずれも韓国の化粧品ブランドでありうち1/3は韓国以外で生産されたものだとしています。また紫外線カットクリームなど紫外線関連の製品5つのうち4つからPFASが検出されたとのことです。

化粧品ということで、当然食べ物のように体内に入れるものでもないため本当に危険なものなのかという疑問があります(記事では「PFAS濃度が微量であっても皮膚から直接吸収されるため、複数の化粧品を同時に使用するという点を安全だと見られない」と説明されている)。

そして含有されるPFASなどの量が微量であり、仮にこれが禁止となれば普段の食べ物や着衣すらもアウトになる可能性があります。もちろん含まれていないことが望ましいのですが、まずは安さなどに惑わされず信頼のおける製品を手にすることをおすすめします。