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明らかな軍事大国化に進んでいる中国。最新鋭のステルス戦闘機や空母などの配備が進んでいるのですが、一方でMiG-19という第二次世界大戦後に開発された第2世代ジェット戦闘機、今から70年ほど前に初飛行した機体が魔改造され無人化されていると報じられています。

ロシアの軍事系メディアによると、2010年に中国で正式に引退したのはJ-6という戦闘機です。これはソ連が開発したMiG-19という機体で中国が契約した上で生産するというライセンス生産した機種になります。

«Вторая жизнь МиГ-19»: в Китае копию советского истребителя 2-го поколения превратили в БПЛА

このMiG-19は1953年に初飛行、1955年に運用が開始され中国ではJ-6(殲撃六型)として1958年に生産がはじまり1961年に運用がはじまりました。つまりちょうど今年、60年を迎えたということになります。中国での生産数は実に3,000~4,000機あまり。これが海外にも輸出されたほか、複座型の訓練機という形で生産しており、安価かつ実戦使用できるとしてヒット。超音速訓練機として大量に生産されました。

一方中国ではさきほど紹介したように2010年に引退。その前に1990年代後半から第一線から退き、訓練機としてこの機体が引退したのは2010年でした。しかし、2013年時点でJ-6が無人機に改造され300~400機あまりが改修を受けたと言います。


アメリカなどでも古い機体は無人としてつかり、ミサイルを命中させる試験に用いるなど使い方がされていますが、中国では違います。詳細は明らかになっていないものの無人化されたその一部のJ-6は台湾に近い基地に配備されいることが分かっています。そしてこの機体は無人攻撃機として改造されています。

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感の良い方も悪い方も中国が何をしたいのか分かるかと思いますが、どうやら中国ではこの機体を大量に運用することで、例えば限りある台湾の防空網をこの機体で突破、もしくはミサイル消耗させ、本陣を後から送り込むというような戦略で運用を考えている可能性があります。

2021年時点でまだ配備を続けている

2013年ということでこの無人化された機体は今どうなっているのかはよく分かっていなかったらしいのですが、どうやら最近J-6をベースに無人機を新たに開発したという不確かな情報が10月に中国SNSに出たそうです。これは写真付きのものだったとされているのですが現在は削除され閲覧できなくなっているとのこと。

いずれにしても、現時点で中国はこの安価でメンテナンスも容易、さらに維持管理も安いという機体を大量に配備しており、必要な時に使う準備はできていると考えられます。そしてそのターゲットは中国に接する国ということはほぼ間違いありません。