北部の騎馬遊牧民から中国本土を防衛するために建設した万里の長城。これは人類史の中でも巨大な建物になるのですが、動物を寄せ付けない柵という点では実は最長ではありません。なんとオーストラリアには万里の長城を超える超巨大な柵が設けられているのはご存知でしょうか。
万里の長城よりも何百分の1以下の労力で建設することができる柵と比較するのはアレですが、今回このようなものがあるという内容を紹介します。
現在オーストラリアには人間の腰上、ちょうどお腹くらいの高さがある金属製の網からなる柵が2系統建設されており、その距離は合計で8500kmに達します。いったい何のためにオーストラリアでは超巨大な柵を建設したのか。
理由は犬です。オーストラリアには野生の肉食動物であるタイリクオオカミの亜種『ディンゴ』が存在してます。体長60cmのディンゴはその見た目は犬に近いのですが、厳密には犬ではないという研究結果が最近報告されはじめています。
ディンゴは犬のように群れで行動しており、オーストラリアで飼育されている家畜に危害を加えます。その対策が始まったのはなんと19世紀です。当時このディンゴを狩ろうとハンターによる掃討作戦が実施されたものの、結果的に失敗。その後毒を用いて殺そうとしたものの、これも失敗します。
結果、これらはすべて失敗したことを受けて物理的に柵を設置することが提案されました。作業が始まったのは1880年でした。当時1985年には飼育されていた農場などを覆う殆どの柵は完成。その後も柵は改良を重ねて広大な距離になったとのこと。
この構造物は金属のメッシュと有刺鉄線で作られており、作業員が巡回しフェンスを通り抜けたディンゴは銃殺しているとのこと。このような維持管理コストはオーストラリア全体で年間1500万ドル、約15億円程度としています。
現在オーストラリアには人間の腰上、ちょうどお腹くらいの高さがある金属製の網からなる柵が2系統建設されており、その距離は合計で8500kmに達します。いったい何のためにオーストラリアでは超巨大な柵を建設したのか。
理由は犬です。オーストラリアには野生の肉食動物であるタイリクオオカミの亜種『ディンゴ』が存在してます。体長60cmのディンゴはその見た目は犬に近いのですが、厳密には犬ではないという研究結果が最近報告されはじめています。
ディンゴは犬のように群れで行動しており、オーストラリアで飼育されている家畜に危害を加えます。その対策が始まったのはなんと19世紀です。当時このディンゴを狩ろうとハンターによる掃討作戦が実施されたものの、結果的に失敗。その後毒を用いて殺そうとしたものの、これも失敗します。
結果、これらはすべて失敗したことを受けて物理的に柵を設置することが提案されました。作業が始まったのは1880年でした。当時1985年には飼育されていた農場などを覆う殆どの柵は完成。その後も柵は改良を重ねて広大な距離になったとのこと。
この構造物は金属のメッシュと有刺鉄線で作られており、作業員が巡回しフェンスを通り抜けたディンゴは銃殺しているとのこと。このような維持管理コストはオーストラリア全体で年間1500万ドル、約15億円程度としています。