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地球に近ければ近いほと、つまり質量がある物体に近ければ近いほど時間の進み方が遅くなる事が分かっています。これを観測するのことは極めて大変ですが、コロラド大学の研究チームは高さにしてわずか1mmで時間の流れの差を検出することに成功しました。

一般相対性理論では、周囲に重い物体があると時間の流れが変わるということが示されています。地球という重い物体から遠ざかるほど時間が早く進むということは、高精度な原子時計と東京スカイツリーを利用した実験で「数cm」の精度で観測されていますが、コロラド大学の研究チームが主導した新たな研究により、「数mm」の精度での時間の進み方の違いが観測されました。

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例えば重い天体の近くでは時の流れ方が異なるため、ブラックホールのグルグルと宇宙船で周回できれば私達からみると宇宙船の人の時計はゆっくりと動いているように見え、この宇宙船から外の人の時計が速く動いて見えます。

つまり、自然のタイムマシーンになるのですが、地球ではどうなのか。地球の中心をブラックホールに見立てればより地球に近い地面は時が遅く進み、ビルの上にいる人は時が速く進むということになります。

このような時間の研究は様々な機関で行われており、今回はコロラド大学です。10万個のストロンチウム原子で構成された原子時計を用いた研究で地球上ではわずか1mmの高さで10京分の1%ほど時間の進み方にズレが生じていることを観測することができたとします。
この結果については計算上求めることができる一般相対性理論に収まる範囲で、間違いなくそのようなことが起こっていることが観測することができました。

この研究に関してはストロンチウム原子を用いた原子時計の精度向上したことで観測することができたとしており、人間の技術開発が実験を支えていることが伺えます。この観測機器は暗黒物質という質量はあるものの目には見えないという物質を探査できるほど正確なものになっているといい、新たな観測機器として活躍が期待されています。
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